驚きで包む!『プロジェクション マッピング』

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驚きで包む!『プロジェクション マッピング』

 

 最近よく聴く言葉のひとつに、『プロジェクション マッピング』があります。数年前に登場し、東京駅やイベントパーク、学校などのビルの壁面を利用して映像を映し出し、周辺に集まった人々に見せ、大きな話題を集めています。ときにはお城の壁面に、地域の歴史や花鳥風月、春夏秋冬などをビジュアル化して見せ、リアルとクリエイティブがテクノロジーを通じて一緒になった、世にも美しい景観を創り出しています。最近では、もっと小さな場所、商品発表会や店頭プロモーションでも、その魅力をいかんなく発揮しています。見て感動する『プロジェクション マッピング』が、いったいどういう仕組みでできているのかご存知でしょうか。

 

 『プロジェクション マッピング』は、実物と映像をシンクロさせる映像手法で、両者の融合が生み出す世界観が魅力です。映像やコンピュータグラフィック等をスクリーンのような平面に単純投映するのではなく、建築や家具などの立体物、または凹凸のある面にプロジェクター等で投映します。その際に、映像等の素材にはスクリーンとなる対象と同じ立体情報や表面情報を持たせ、投射の際にぴたりと重なり合うようにしています。そうすることで、映像の動きや変化で、対象物が動いたり、変形したり、または自ら光を放つ様に感じさせることができ、幻想的で、錯視的な映像表現を実現させています。『プロジェクション マッピング』の「マッピング」→「マップする」とは、投映対象の表層に映像という素材を貼り合わせる、という意味があり、より立体的に、あるときは 全く別の表情を浮かび上がらせ、動かないはずのモノが本当に動いているような、リアルな立体感、空間感を表現することができるのです。

 

Photo by t-mizo

Photo by t-mizo


 近年、そのインパクトの大きさで急速に注目を集め、東京駅で行われた大規模な企画で日本でも市民権を得た『プロジェクション マッピング』という映像表現は、最新技術といわれることもありますが、ベースにある考え方や手法は、実は古くから様々な場所で行われていました。プロジェクターを手にしたさまざまなクリエイターの手によって、それを使った新たな表現として、15年以上前から自然発生的に生まれています。特に、舞台やイベント、ビデオアートやインスタレーションといわれる表現の世界では早くから取り組まれていました。『プロジェクション マッピング』は、『メディアアート』という名前で呼ばれることもあり、今もずっと、表現方法に関して試行錯誤が行われています。

 

 現在これほどの注目を集めるようになったのは、機材や映像技術の発達が大きなえいきょう。高輝度のプロジェクターがクリエイターに行き渡るようになると、ヨーロッパで建築物への大規模なプロジェクションが試みられ、作品のスケールや完成度から大きなインパクトを与えます。また、インターネットの普及により、YOUTUBE等で急速に話題を集めると、加速度的に広がりました。『ビデオマッピング』『3Dプロジェクションマッピング』ともいわれています。

 

 感動が感動を呼び、さらにクリエーション技術が高まっていく、『プロジェクション マッピング』の進化に注目していきたいですね。

 

※参考資料:
プロジェクション マッピング協会
http://www.projection-mapping.jp/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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