どうやって決まっているの?『グッドデザイン賞』

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どうやって決まっているの?『グッドデザイン賞』

 

 文房具や車、カバン、電化製品など、私たちの生活のまわりにあるものの中に、『グッドデザイン賞』受賞商品の表示があるのをご覧になったことはあるでしょうか。『ベストコスメ賞』などのように、ある特定のジャンルの商品に特化して、優秀なアイテムが選ばれている場合は、どういった基準で選ばれているのかは、ある程度想像がつきます。それでは、良く目にする『グッドデザイン賞』は、いったい何を基準に選ばれているのか、ご存知でしょうか?

 

Photo by yto

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 そもそも『グッドデザイン賞』とは、家電やクルマなどの工業製品から、住宅や建築物、各種のサービスやソフトウェア、パブリックリレーションや地域づくりなどのコミュニケーション、ビジネスモデルや研究開発など、有形無形を問わず、人によって生み出されるあらゆるものや活動を対象として選ばれているものなのです。その対象の主体者(企業やデザイナーなど)は、その対象が、翌年の3月末までに生活者が使用・利用できる状況にあれば、グッドデザイン賞に応募することができます。

 

 『グッドデザイン賞』を審査するのは、日本のデザイン界を代表するデザイナーや建築家など約70名の専門家です。審査委員として、優秀な作品の選出を依頼され、了承した方々で審査委員会を組織しているのです。審査委員会は、委員長、副委員長の指揮のもと、厳正な審査をおこないながら、総合的な見地から、『グッドデザイン賞』や『グッドデザイン賞』にまつわる各省にふさわしい受賞対象を選び出します。

 

 『公益財団法人日本デザイン振興会』が主催する、総合的なデザイン推奨制度である『グッドデザイン賞』の母体は、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された『グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)』でした。それからというもの、50年以上もの間、暮らしや産業、社会全体を豊かにするよいデザインを提案し続けているのです。受賞数は毎年約1,000件、55年間で約40,000件にも及んでいる、規模の大きいデザイン賞だといえるでしょう。

 

 興味深いのは、『グッドデザイン賞』が、いわゆるデザインのコンクールではないということです。くらしや社会を豊かにしているのかという、デザインの効果や効用という視点から評価を行っている、つまり、デザインという名前がついていながらも、見た目のことだけではなく、存在そのものがグッドデザインかどうかが問われているといえるでしょう。

 

 『グッドデザイン賞』は、毎年コンテストが行われています。受賞作品を見ることで、今の時代が求めていること、認めているもの、希望している想いがきっとみえてくるのではないでしょうか。

 

 『グッドデザイン賞』のサイトをチェックして、受賞作品の素晴らしさに感動してみてはいかがでしょうか。

 

※参考資料:
『グッドデザイン賞』
http://www.g-mark.org/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。
 

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