『介護のときにも・・・!『歯科往診』』

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『介護のときにも・・・!『歯科往診』』

 

 顔を洗うこと、身体を清潔に保つことは、毎日快適に暮らしていくためにとても重要です。同じように、歯をキレイに保つことも重要です。一見しただけでは分かりにくい場所ではありますが、健康に長生きするためにも、とても大切です。歯についての『80、20の法則』とは、80歳のときに自分の歯が20本あるように、毎日丁寧に歯を磨きましょうという標語です。健康な歯は、健康な身体と長生きできる体力をもたらしてくれます。

 

Photo by ToastyKen

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 厚生労働省による最新の調査によると、日本の国民のうちの96.2%が、毎日歯磨きを行っているとの結果があらわれています。いまや歯磨きは、すっかり日本人の日常の生活習慣として定着するようになりました。しかしながら、『脳血管障碍』や、それに伴う『片麻痺』といったような要介護状態にある方の場合は、自分で歯磨きが十分にすることが厳しい状態です。

 

 歯磨きが丁寧にできないことが続いていくと、そのうちに、むし歯や歯周病になりやすくなり、さらに、免疫力が低下した状態で、『誤嚥性肺炎』等を起こすと、命の危険もあるといわれています。介助をされるご家族や、障碍者の介護を担当される方は、適切な『口腔ケア』に取り組む必要があるでしょう。

 

<歯磨きに介助が必要な方を見分けるポイント>

(1)前歯など、比較的に磨きやすい部分の歯だけを磨いているのではないか?

(2)歯磨きをしている時間が、1分以内ぐらいと、とても短くなっていないか?

(3)歯ブラシ本体を、あまり動かさないで、歯を磨いているのではないか?

(4)障碍の状況に応じた、口腔ケアのための用具をそろえたり、移動したりすることができるか?

 

 介護者は歯磨きを介助する場合、介護者の障碍の状況に応じて、本人の自立度がどれくらいなのかが重要な問題になってきます。そのうえで、歯の清掃法としては、基本的には歯ブラシを使った『機械的清掃』をメインとして行います。さらに、『化学的清掃』として、歯ブラシを使った後に、補助的な意味合いで、より丁寧なケアを行う必要があります。

 

 

<歯磨きで介助するときに、気をつけること>

  • 本人の自立や意欲を尊重する!

本人ができる部分は本人にまかせて、歯磨きしたいという気持ちを失わせないように気をつけましょう。

 

  • 汚れた場所を見つけ出す!

歯や口腔粘膜、入れ歯の汚れ、食べかすなど、口の中をすみずみまで確認できる姿勢で、口の中の汚れぐあいを正確に把握しましょう。

 

  • 歯ブラシの持ち方と当て方は正確に!

歯磨き圧は、通常は200~500gくらいを目安としますので、あまり力を入れすぎないように持つことが重要です。歯と歯肉の境目には、毛先を45度の角度で当てます。また、歯の外側には垂直に当るようにして磨きましょう。

 

  • 歯ブラシの動かし方は、場所によっていろいろ!

『水平法(横磨き)』、『垂直法(縦磨き)』、『回転法』、『描円法』、『振動法』などがあります。歯科医師、歯科衛生士の方々から、介助を必要とされる方の口腔状態に合ったブラッシング法を指導してもらうようにしましょう。

 

 口の中は、栄養を体内に入れる入口であり、外界との接点にもなる大切な場所です。専門家の指導を受けながら、毎日、清潔に保っていたいですね。

 

※参考資料:

一般社団法人『日本訪問歯科協会』

http://www.houmonshika.org/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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