災害時も、福祉を守る!『災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード』

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災害時も、福祉を守る!『災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード』

 

 最近、日本をはじめ、日本近海の火山活動が活発になっているとニュースで取り上げられることが多くなってきました。もともと地形的に火山が多い日本は、歴史的にも、地殻の動きによる災害を受けた記録が残されています。地殻変動による地震や、地震による津波や火事など、直接的ではなく、間接的な災害被害も少なくありません。

 

 国や自治体をはじめ、さまざまな災害対策を、常日頃から行っている日本ですが、民間レベルでの災害対策なども積極的に行われています。その中でも、福祉の側面から、災害対策に取り組んでいるのが、2005年にスタートした『災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード』です。

Photo by wanko

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 発足のきっかけは、2005年に、『新潟県中越地震』で被災された、『高齢者総合ケアセンターこぶし園』の「視察勉強会」でした。『こぶし園』は、仮設住宅で暮らす高齢者の介護、及び、介護予防、健康増進拠点としてサポートセンターを提案し、運営していた組織です。

 
 

 サポートセンターでは、臨床心理士による「心のケア」、ソーシャルワーカーによる「各種相談」などが行われており、サポートセンターは、住民全員のコミュニティーの拠点にもなり、人々の心にも、身体にも、大きな存在として、希望の光となっていました。

 

 こうした『こぶし園』のサポートセンターの取り組みに感銘を受けた、視察参加者の中から「全国どこで災害が起きても、こぶし園のような対応ができるしくみをつくろう!」という声が起こり、『災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード』ができる運びとなったのです。

 

 防災に関する様々な情報が流れ、防災について考える機会は、現在の日本では、増えているといっていいでしょう。しかしながら、家庭や組織の枠を超えて、地域、街中などで起こった場合にどうするのかについての議論は、なかなか進行しているとはいえない状態です。

 

 「医療福祉関係者」と「地域」が、共に、災害時の福祉を考え、準備し、普段から連携をとっておくことの重要性を考慮して創設されたのが、『安全安心医療福祉研究会』や『災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード』です。さまざまな分野で、医療福祉従事者と、それ以外の人が、ともに「災害」について考えることを目的としています。その理由は、いざ災害が起こった際の要援護者支援は、どうしても、医療福祉関係者だけでは不可能だからというのが理由です。

 
 そのためにも、普段から、福祉関係者と自治体などが、必要となることや、協力していくべきことなどを親身になって話し合う場が必要です。災害時も、福祉を守るというのが、『災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード』の合言葉であり、目的です。

 

 ひとりひとりの力は決して大きくはありませんが、ひととひとが力を合わせたときの力は、想像以上に、物ごとを動かし、感動を呼び、生きる励みをくれます。民間レベルでの取り組みを真摯に続けていらっしゃる『災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード』の取り組みに、これからも注目していきたいですね。

 

※参考資料:

『災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード』

http://www.thunderbird-net.jp/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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