災害時も、福祉を守る!『サンダーバード』

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災害時も、福祉を守る!『サンダーバード』

 

 毎年、1月の半ばになると阪神淡路大震災の慰霊のニュースが流れます。大都市での異例の震災の当時の様子をみると、いつなんどき、どんな場所で災害が起こるかもしれないという不安がよぎります。そんなときに必要なのが、災害に対する備えです。どんなことが起ころうとも、とにかく準備だけはしておく。過去のニュースを再見することで、強い気持ちを持って、日頃の災害対策に取り組むことを教わります。

 

 福祉においては、福祉ならではの災害対策が必要です。連携先との日頃からの情報交換はもちろんですし、民間ボランティアの方々や地域の方々とも災害時のネットワークを築いておく必要があります。

 

例えば、『災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード』は、『安全安心医療福祉研究会』が、さまざまな分野の医療福祉従事者と、それ以外の人が災害について共に考えることを目的として設立された、福祉のための災害時の支援ネットワークです。災害時の要援護者支援は、医療福祉関係者だけでは不可能だからというのが考えの基本にあります。

 

Photo by berkuspic

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 日本は、火山の上になりたっている形状のため、いつどこで災害が起こるか分からない、災害列島だといわれています。2004年10月23日に発生の新潟県中越地震、2007年3月25日の能登半島地震、同年7月16日の新潟県中越沖地震、2008年6月14日の岩手・宮城内陸地震等、6436人もの死者をだした1995年1月17日発生の阪神・淡路大震災、2011年3月11日の東日本大震災など、地震の他にも、集中豪雨や台風等の様々な自然災害など、自然災害が多数発生しています。

 

 こうした災害で大切なのは、医療福祉関係者と地域が共に考えて、連携することだと、『災害福祉広域支援ネットワーク サンダーバード』は提言しています。全国的な災害時要援護者の支援システムをつくるため、例えば、新潟県中越地震で被災した『高齢者総合ケアセンターこぶし園』の「視察勉強会」が実施されています。『高齢者総合ケアセンターこぶし園』は、仮設住宅で暮らす高齢者の介護及び介護予防と健康増進拠点として「サポートセンター」を提案し、運営した組織です。

 

「サポートセンター」では、臨床心理士による「心のケア」、ソーシャルワーカーによる「各種相談」も行われ、「サポートセンター」は住民全員のコミュニティーの拠点でもありました。こうした視察などを元に、全国どこで災害が起きても、こぶし園のような対応ができるしくみをつくろう!という声から、平成17年8月23日『災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード』が生まれました。

 

 『災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード』では、主催する研修や視察の他に、自治体や企業、市民団体が実施するセミナーや講演会等の企画、講師派遣を行っています。福祉関係に携わる企業や団体でも、そうした講演で実際の話を聞いたり、施設を見て意見を求めることも、災害予防対策のひとつになるのではないでしょうか。

 

 日常の平穏なときこそ、いざというときのために、経験者の貴重な声をたよりに勉強したり準備をしておきたいですね。

 

※参考資料:

『災害福祉広域支援ネットワーク サンダーバード』

http://www.thunderbird-net.jp/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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