絵本が、大人も癒してくれる!『大人に絵本ひろめ隊』

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絵本が、大人も癒してくれる!『大人に絵本ひろめ隊』

 

 子供の頃は、家や図書館や学校でたくさんの絵本を読みました。家では、親から絵本を読んでもらってから眠りにつく毎日だった方も少なくないのではないでしょうか?

 

 絵本で描かれる内容は様々です。歯をみがくことや自分で着替えることのような『しつけ』のようなものや、車や花や動物といった、子どもが興味を持ったり、かわいいとか好きといった感情を生む情操教育的なものがあります。

 

 しかし絵本には、そういった表面上のことだけではなく、『人生の意味』とか『人間とは?』とか『人との関係』とか『お金の使い方』とか、人が生きるために考えておくべき基本的なことを伝える側面も持っています。そのため、今、大人のために絵本を読み聞かせたり、絵本を読むことを進める運動が広まっています。

 

Photo by San José Library

Photo by San José Library


 大人になってから、誰かに絵本を読んでもらった経験はありますか。ひとりで文字を追うと大人は理性的に読んでしまいますが、絵に集中しながら誰かに読んでもらうと、全く違う感覚や感情がわき上がって来ることに驚くといわれています。大人と子どもでは、絵本から受け取るものも違います。絵本は、子どものために書かれたものではあるのですが、子ども「だけ」のものではありません。感性をとりもどせる絵本の豊かな世界は、大人にも「効く」のです。大人のために絵本を読み聞かせしているのが、『大人に絵本ひろめ隊』です。

 

 『大人に絵本ひろめ隊』は、絵本を大人に読み聞かせることで、大人の心を癒し、気付きをもたらすことを目指しています。大人が絵本で癒されるのは、絵本が持つ『絵本セラピー』の効果です。選び抜かれた簡潔な言葉と、感情に直接届く絵は、目と耳から感覚に働きかけます。日頃、理論的・常識的な考え方を優先していて、心で感じていることと外に表現する言葉が一致しない大人にとっては、『絵本セラピー』は、感情と表現が一致することの心地よさを体験することができる場といえるでしょう。

 

 裏表のない自己表現体験を繰り返すことは、この上ない癒しとなり、自らの気付きによって自分で解決に向かう、カウンセリングの理想的プロセスと同様の効果を表します。絵本の力を借りて、その人のありのままを自然に引き出す、大人のための『ふれあいと気づきのワークショップ』では、ワークショップでは絵本を読んだ後、簡単な問いかけを行い、感じたことを分かち合う中で、今まで忘れていた気持ちや、自分とは異なる考え方に触れることができます。一冊の絵本でも、百人集まれば百通りの受け取り方と気付きがあるといわれています。

 

 『絵本セラピスト協会』では、大人のために絵本を読む活動を行っています。病院や会社研修で行なわれている『絵本セラピー』ですが、障碍をお持ちの方やご高齢の方にも、絵本の読み聞かせは心を穏やかにしてくれる効果があると言われています。子どもの頃にワクワクする気持ちを与えてくれた絵本に、もう一度、ふれてみる機会を作ってみてはいかがでしょうか。

 

※参考資料:

『絵本セラピスト協会』

http://www.ehon-therapy.jp/seminar/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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