1日1問福祉力UP! 第9回「障碍の理解」-難病

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日本福祉力検定協会では「福祉力向上キャンペーン」として、生活に役立つ福祉力検定2級と3級の過去問を厳選して出題いたします。

第9回は福祉力検定3級「障碍の理解」から難病に関する事例問題です。厚生労働省の難病対策要綱では、難病とは「①原因不明、治療方法未確立であり、かつ、後遺症を残すおそれが少なくない疾病、②経過が慢性にわたり、単に経済的な問題のみならず介護等に著しく人手を要するために家族の負担が重く、また精神的にも負担の大きい病気」と定義されています。

経済的負担の軽減、精神的ダメージへの配慮など、今私たちができることに取り組み、そしてこの先私たちに何ができるか考えていきたいです。

今日の1問(福祉力検定3級「障碍の理解」より)

次の事例を読み、後の設問に答えなさい。

HはALS(筋委縮性側索硬化症)という難病で、嚥下(えんげ)困難、構音障碍の症状を抱えている。病気の進行が速く、運動や感覚の能力が失われていくとともにベッドへ横になる時間が増えており、食事、排便、入浴等基本的な日常生活にも支障をきたしている。Hは呼吸のための人口呼吸器の装着が必要であり、声を発することや文字を書くことも困難である。特に有効な治療法がないまま、Hの病気は進行し続けており、医師に相談しても「あなたの病気は治療法がない」と言われるだけで、「どうしてこんな病気になったのだろうか」と自らの体の状況を受け入れる余裕もなくなっている。

Hへの支援の方法として、誤っているものを1つ選びなさい。

【選択肢】

  1. Hの病気の性質と、Hに対して何ができて、何ができないか、何を求めているかを正しく理解し、必要な援助計画を立てる必要がある。
  2. Hに対して、難病は治す方法がないので、病気を治す新しい治療法が開発されるのを根気よく待つように励ます。
  3. 時間をかけて辛抱強くHと接して、精神的に孤立しないように援助することが大切である。
  4. Hの抱えている問題に対して社会資源を有効に適用できるよう、保健・医療・福祉による包括的、継続的な連携が必要である。

 

正解と解説はこのページの一番下にあります。

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【解説】

  1. 正しい。
  2. 誤っている。
    難病を治す方法がなく、たとえ対処療法であると分かっていても少しでも体の状態を楽になるように、患者本人にも早期からALS(筋委縮性側索硬化症)に関する情報を提供し、生活の不自由を補うことで生きがいを見出せるようなケアが必要である。
  3. 正しい。
  4. 正しい。

【正答番号】 2
【補足】
ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要となる筋肉が徐々に痩せて力がなくなっていく病気のことである。筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし、かつ運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障碍をうける。その結果、脳から「手足を動かせ」という命令が伝わらなくなることにより、力が弱くなり、筋肉がやせていく。その一方で、体の感覚、視力や聴力、内臓機能などはすべて保たれる。

【引用】
難病情報センター:http://www.nanbyou.or.jp/entry/52

福祉力検定

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