福祉の分野で活かす心理学とは?『福祉心理学』

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福祉の分野で活かす心理学とは?『福祉心理学』

 

『福祉心理学』とは、どのような学問なのでしょうか?

 

『環境と相互作用しながら発達していく人間に対する考え方』や、『福祉の場面において、人々の幸せに対して、心理学的に貢献すること』を学んでいくのが、『福祉心理学』です。主に、環境との相互作用や、生涯発達、適応と不適応(自己実現)の視点を学びます。

 

Photo by francisco_osorio

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『福祉心理学』の他にも、『産業・社会心理学』、『発達・教育心理学』、『臨床心理学』など、さまざまな定義を持つ心理学があります。その中でも『福祉心理学』は、『福祉の心』を学ぶことを目指しています。人々の幸せを願い、その幸せを実現するために最大限の努力をしようとする姿勢を『福祉の心』と呼び、相手のニーズや課題を把握して、援助活動を展開していく土台と意味づけされています。

 

『社会福祉』の観点からも、個別化・多様化・多元化によって、「サービス中心」から「ニーズ中心」へと変化していることで、福祉を受ける当事者の「心の理解」が欠かせなくなってきています。福祉の場面での、当事者の心理と対応について学ぶのが、『福祉心理学』です。

 

社会問題として取り上げられることが多い、虐待、学習障害、注意欠陥、多動性障害、不登校、引きこもり、家庭内暴力、離婚、自殺、介護などの問題が増えています。そのため、心理学の知識とスキルを踏まえた「心の福祉」が求められています。『福祉心理学』は、こうした「心の問題」の理解と対応について学ぶことができます。

 

『東北福祉大学』をはじめ、福祉分野を学ぶことができる教育機関では、『福祉心理学』に対する関心が非常に高まっています。最近では、通信教育で『福祉心理学』を学ぶ社会人の方も増えているそうです。

 

『心理学』を活かせる仕事とは?

  • 医療機関の心理職:

精神病院や精神・神経科クリニック、心療内科、小児科において、心理検査や心理療法など

 

  • 公務員の心理職:

県・政令指定都市の心理判定員、家庭裁判所調査官、少年鑑別所心理技官、厚生労働省の心理職、警察の心理職、科学捜査研究所所員など

 

  • 福祉機関の心理職:

リハビリテーションセンターの心理職や、障碍者職業カウンセラーなど

 

  • スクールカウンセラー・教育相談員(非常勤):

小・中・高等学校において、児童・生徒のカウンセリングや、保護者・教職員への助言を行う仕事など

 

『福祉心理学』は、福祉現場のことを考慮した専門的なアドバイスを行うための知識を学ぶことができます。最近の福祉大学などでは、就職に有利な資格としても注目されています。『福祉心理学』を学び、福祉現場でのコミュニケーションを円滑にできるスキルを身に付けたいですね。

 

※参考資料:

『東北福祉大学 福祉心理学科』

http://www.tfu.ac.jp/tushin/with/200404/01/03.html

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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