1日1問福祉力UP! 第23回「高齢者の理解」

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日本福祉力検定協会では「福祉力向上キャンペーン」として、生活に役立つ福祉力検定2級と3級の過去問を厳選して出題いたします。

第23回は福祉力検定2級「高齢者の理解」からの事例問題です。急速に進む超高齢化と少子化が日本全体の社会問題として益々深刻化しており、とりわけ介護の現場では疲労・緊張・不安な状態が連続しています。介護者が一人で抱え込まないように周囲は十分に配慮し、話を聞き共有できる空間を築いていきたいです。

今日の1問(福祉力検定2級「高齢者の理解」より)

次の事例を読み、後の設問に答えなさい。

在宅で療養中のE(77歳・女性)は、大腸がんの末期である。Eの夫は、5年前に亡くなり、現在娘のF(44歳)と二人暮らしである。Fは、母親の容態をみながら、仕事を短時間労働勤務に変更し、訪問診療、訪問看護、訪問介護員による支援を受けながら、日々の介護を行っていた。

終末期における介護職による生活支援技術として、不適切なものを1つ選びなさい。

【選択肢】

  1. 身体的苦痛の緩和を最優先して援助する。
  2. 意識が低下しても聴力は最後まで残っているため、利用者に安心感をもたらすために声をかけるようにする。
  3. 家族でなければできないところは行ってもらいつつ、その他は介護職が積極的に支援したり、家族が身体を休めることができるように配慮する。
  4. 介護職に対するケアは、介護者自身で行うことが大切である。

正解と解説はこのページの一番下にあります。

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【解説】

  1.  正しい。
    終末期における介護職の役割は、他職種と協働のなかで、利用者の人生の最後に、少しでもそばに寄り添い、苦痛を軽減し、安心感をもってもらうことである。
  2. 正しい。
    温かい声かけは最期まで続ける。また、手を握る、身体をさするなどのスキンシップができるように配慮する。
  3. 正しい。
    終末期ケアにおいて、介護職は家族のこころの揺れや動き、無力感、どうにもならないことに対する怒りなどを理解することが大切である。そして、ともに死を迎え入れるこころの準備や、死後の悔いが残らないよう、かかわる人たちが常日頃から情報を共有することが大切である。
  4. 誤っている。
    介護職は自分自身へのケアを忘れてはいけないが、そのためには自分が経験した介護内容を話し合ったり、分かち合える場が必要である。一人で燃え尽きてしまわないよう、同僚や先輩、管理者などの周囲の配慮が必要となる。

 

【正答番号】 4

【引用】
介護福祉士養成講座編集委員会編『新・介護福祉士養成講座7:生活支援技術Ⅱ』(第3版)中央法規出版,2014年.p.376. p.382-383. p.386-387

福祉力検定

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