学びなおそう!『夜間中学』

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学びなおそう!『夜間中学』

 

『夜間中学』という、学びの場があることをご存じですか?

 

  • 『夜間中学』とは?

公立中学校の夜間学級、いわゆる夜の時間帯に授業が行われる学級のことをいいます。戦後の混乱期には生活が大変で、中学校に通う年齢の人の中には、昼間は仕事をしたり、家事手伝いをしたりと、昼間に中学校へ通うことができなかった人がいました。昭和20年代初頭、そういった人たちに義務教育の機会を提供できるように、仕事などが終わった後、公立中学校の二部授業という形で、夜に授業が受けられる夜間学級を設置したのが『夜間中学』の始まりです。昭和30年頃には、設置中学校数は80校以上を数えましたが、就学援助策の充実や社会情勢の変化に伴って減少し、現在では8都府県25市区に31校が設置されています。

 

  • 『夜間中学』

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201601/1.html

 

現在、『夜間中学』は、例えば、戦後の混乱期に学齢期を迎えたために学校に通えなかった人や、いわゆる中国残留孤児の人、親の仕事や結婚などに合わせて来日したものの日本の学齢を超過していた人、昼間の中学校で不登校となって中学校を卒業しなかった人、不登校等のためにほとんど学校に通えないまま、学校の教育的配慮により中学校を卒業した人など様々です。いずれも、何らかの事情で学齢期に義務教育の機会を十分に得られなかった人たちです。『夜間中学』では、このような多様な背景を持った人たちの学びたいという願いに対応して幅広い教育を行うなど、学びの機会の確保に重要な役割を果たしています。また、昼間の中学校で不登校となっている生徒が希望する場合は、『夜間中学』で受け入れ、支援を行うことも可能です。

 

こうした『夜間中学』の拡充を図るため、『文部科学省』では、少なくとも各都道府県に1校は『夜間中学』を設置できるよう、広報や既存の『夜間中学』の事例に関する研究を行うなど、様々な支援を行い、設置を促進しています。

 

Photo by Matt From London


『夜間中学』卒業後の進路は「高等学校への進学」が最多で約40%、次いで「就職(従来からの就業者を含む)」が約35%となっており、進学や就職の道が開かれています。高等学校に進学し、さらには大学等の高等教育機関に進学する人もいます。また、中学校卒業資格を得れば、『職業訓練校』に入って就職に役立つ知識や技術を学んだり、『調理師』や『介護福祉士』などの国家資格の取得を目指したりすることも可能となります。

 

厚生労働省では、国をあげて、学びたい方に学びの機会を設ける取り組みに力を入れています。『厚生労働省 夜間中学』のホームページには、学ぶための詳しい情報が掲載されていますので、是非参考にされて、学びの扉を開けるサポートとされることを願っています。

 

※参考資料:

『厚生労働省 夜間中学』

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201601/1.html

ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般の編集・執筆、プランニング、商品企画などを行う(株式会社ノーマ・プランニング)

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