肌でもなく、髪でもなく、爪
飯野耀子のベター クォリティ オブ ライフ 第37回
今回のテーマは「保湿」です。
みなさん、こんにちは。先週、私は岡本真夜さんの楽曲提供で話題の万博が行われる上海に行っていました。
上海は、今回が初めてだったので、行く前に空気が埃っぽいので気をつけた方がいいという事を言われていたのですが、実際に行ってみると、それほど空気は汚れておらず、そんなに心配しなくても大丈夫だなとホッとしたのも束の間、他の問題が浮上しました。それが何かというと「乾燥」。
上海の気候は比較的乾燥した気候なので、ドラッグストアのシートパックなども美白ものよりも圧倒的に保湿物のラインナップが多いんです。そして、この乾燥にもっともやられてしまったのが、なんと肌でもなく、髪でもなく、爪。
とにかく滞在3日目くらいから、どうも爪が折れやすかったり、ジェルがはがれやすかったりと、爪の心配が多発。というので、次回より何を気にしないといけないって、爪のケアだという事がよく分かりました。
因みに爪というのは微妙なもので、見えている部分はすでに死んだ細胞なので、ここにいくらケアをしてもあまり意味がなく、爪の根元、これから爪になる部分にこまめにオイルを塗ることで、乾燥を防ぐしかありません。
そして、爪がしっかりと育つようにミネラル、特にカルシウムや亜鉛を豊富に含む食生活を送ることも大事です。カルシウムを多く含む食材としては牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品はもちろんのこと、豆腐や納豆、凍り豆腐など大豆製品にも多く含まれていますし、小魚や小松菜などの青菜にも多くふくまれています。
また、亜鉛はなんといってもナンバーワンは牡蠣!それ以外だとホタテなどにも多く含まれますし、アーモンドやくるみなどにも多く含まれています。私はよく納豆にジャコとくるみを混ぜて食べるのですがこの組み合わせだと、爪のケアには最適なメニューだといえます。更にここにネギなどを加えれば、ビタミンも一緒に摂れますから最強に。
爪ってちょっと折れたり、欠けただけでも気分がイマ一つしゃっきりしませんし、場所によっては案外毎日の生活に支障がでますよね?暑くなってきて、これから室内でクーラーをつけはじめると、上海でなくても乾燥しがちな環境になりますので、ぜひ今からこまめなケアを心がけてみてください。
AllAbout食育ガイド/ myfood.jp編集長。健康管理士、薬膳料理指導員、
食育指導士など多数の資格を保有。FANCL発芽玄米粥の監修も務める。
著書に「夜トマトダイエット」(ぶんか社他、台湾版、中国版)
「合格への食卓」(扶桑社)がある。飯野耀子公式サイトはこちら