いま、求められている選食力とは

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飯野耀子のベター クォリティ オブ ライフ 第67回

 今回は、選食力。

 みなさん、こんにちは。GWも終わり、今日からまた新たな季節ですね。例年だとこの時期、五月病というのが定番な話題ですが今年はそんな雰囲気も自粛中というか?学校などはスタートが5月というところもあるのでそういったことも時期がずれるのかな?という感じでしょうか?

 ところでそんなGW中のニュースで注目なのが「ユッケ」。いや、タンパク質の食中毒は怖いんですよ、本当に。そして今回、世間に広く知られることになったのが日本では

様々な牛肉Photo by comprock

たくさんあるんですね

 生食用として販売されている肉はほとんどない

 ということ。業界の人であれば知っている人も多いのですがでもね、お店にいけば焼き肉屋さんだけでなく焼き鳥屋さんでも料理屋さんでも、それから超一流といわれるレストランや料亭でもメニューにあるわけですよ、生にく。その上、ユッケ好きだし、鳥刺しも好きだし、レバ刺しも好きだし、お腹壊したことないし!というので好きな人は食べちゃいますよね?実際、ユッケ事件真っ最中に行った焼き鳥屋さんでも本日のお勧めで白レバーのお刺身が書いてありました。たぶん今はお店側が自粛したり、消費者も一時、注文を控えたりするかもしれませんが人間って「正しいよりも楽しい」にシフトしやすいもの。好きな人はちょっとしたらまた頼み始めると思います。それに肉に関しては法的に強制力が強くないということをテレビで云ってる業者の方がありましたが例えばもっともっと法的強制力の強いはずのふぐの肝。これだって私、いままで何度「とっておき」「内緒で」「珍味中の珍味」というのでふぐ屋さんからおススメされたか解りません。

 そこで今回お話したいのは「食の安全」をどうやって確保するか?ということ。これは生肉だけでなく現在、出荷制限や自粛のかかっている食材はもちろんのこと、お水や添加物の問題にも同様のことがいえるのですがすべてにおいて共通していえることは「選ぶのは自分」だということ。この自分というのは自分自身もそうですし、食卓をあずかる大人であれば家族も含めて“自分”。ですから食べるものを選ぶ力を身につけることが自分や家族を守ることになります。この選食力には食材や食の流通に関する知識ということに始まり、自らの判断力やそれから誰を信じるか?ということも含まれてくると思います。(もちろん提供する側が信頼を裏切らないことは“前提”ではありますが・・・)そしてこの選食力を身につけるには客観的な判断というのがとても重要になってくるかと思われます。

 現代は情報が氾濫していますし、思惑という名のスパイスが効きすぎたものも多々あります。また何を信じるか?という点においてはそれぞれの人の考え方というのもあるので一概にどれが絶対ということが正直、言えないとう部分もあります。ですのでこれは一つの目安ということで参考までにお勧めすると水に関してはまずそれぞれお住まいの地域の水道局が発表しているデータを毎日確認されるのをおススメしています。私自身、毎日確認していますし、水道局に電話をしてどういった対策をしているのか?具体的にそれはどういう作業なのか?それから自宅の水道から流れる水がどことどこの浄水場からくるものなのか?について説明をしていただきました。(別にどこの誰と名乗ったわけではなく単に問い合わせをしただけですがとても親切に教えてくれましたし、地域によって浄水場が違うことは水道局の方の方から教えてくださいました)
 
  その上で、有害物質除去機能をつけた浄水器を通した水を更に炭を入れたポットに半日入れてから料理などには使っています。飲み水は基本、ミネラルウォーターです。また野菜など土のコンディションが気になるものは地域と農法を確認して都度、選ぶようにしています。地域については国の発表を基準にしてあとは空気中の放射能物質の数値を確認することで判断しています。因みに空気中の放射能物質の数値については東京のものも毎日確認していますよ。これは世界の都市についてもいろいろと調べました。面白いかったのは外資系の人たちがこぞって逃げた香港の平均値が東京で原発事故後、もっとも数値が高かった日と同じ数値だったこと。それから東京都は毎時の放射能物質の数値を最高値と最低値、そして平均を出しているのですが毎日、ちょっとずつではありますが数値が減っていっていることを確認できたりします。それから海産物についてはフランスのIRSNの指針を参考にしています。(こちらPDFで日本語でも情報が公開されています)

 こちらでご紹介したものはほんの一部のデータです。それから絶対ということは残念ながら言えません。が、大人の事情や学者さんの見解、そして学会発表などから私なりに“自分の身を守る”ために活用している参考でデータです。一つの判断材料としてぜひ活用してみてください。そして食を選ぶという概念をぜひそれぞれの意識の中で持つ、更に強化するということを考えてみてください。

参考:IRSN

飯野耀子元AllAbout食育ガイド/ myfood.jp編集長。健康管理士、薬膳料理指導員、
食育指導士など多数の資格を保有。FANCL発芽玄米粥の監修も務める。
著書に「夜トマトダイエット」(ぶんか社他、台湾版、中国版、韓国語版)
「合格への食卓」(扶桑社)がある。飯野耀子公式サイトはこちら

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