認知症や痛風予防にもなる赤ワイン

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1日1~3杯の常飲者はガンによる死亡率も低下

 
 赤ワインのポリフェノール効果については、ご存知の方も多いはず。ココアや緑茶、ブルーベリーなども、そのポリフェノール効果で人気の食品のひとつです。

 とりわけ赤ワインは、ポリフェノールを含む食品の代表選手として一躍脚光を浴びました。
だからと言って、赤ワインを浴びるように飲めばよいというものでもないですよね。では、どのくらいの量が体に良いとされているのでしょうか?

 アルコール摂取状況と死亡率の関係を調べるため、フランス東部で34,000人の中年男性を15年間にわたり追跡調査したところ、ワインを1日2~5杯常飲する人は、心臓病による死亡率が最も低いということが明らかになっています。また、1日1~3杯程度の常飲者は、ガンによる死亡率も低下していると言います。

赤ワインの常飲者は痛風や認知症にもなりにくい

 一方、約5万人の男性を12年間追跡した調査では、1日2杯以上の蒸留酒を飲む人は、お酒を飲まない人に比べ、ビールで2.5倍、ウィスキーで1.6倍も痛風になりやすく、逆に1日1~2杯のワインを飲む人は痛風になりにくいということが分かりました。

 さらに、アメリカの研究グループの報告では、ビールや蒸留酒を常飲する人は、お酒を飲まない人に比べてアルツハイマー病に1.5倍かかりやすく、ワインを常飲する人は、かかりやすいリスクが半減するという結果が出ています。

 こうした結果は、ご存知の通り赤ワインのポリフェノール効果によるところです。ポリフェノールの抗酸化力は強力で、ガンや老化の原因となる余分な活性酸素を退治してくれるから。

ブドウのポリフェノールがもっとも多いのは種の部分

 でも、同じワインでも白ワインにはこうした効果はないのでしょうか?
 ブドウに含まれるポリフェノールの量は、果皮が25~35%と多く、果肉にはわずか2~5%しか含まれていないのです。

 では、もっとも多く含まれているのは?

 そうなんですね。意外にもポリフェノールは種に多く含まれていて、全体の65~70%になるんです。ですので、果皮と種を使わず果汁のみを発酵させて作る白ワインには、赤ワインの5~10分の1くらいしかポリフェノールが含まれていないのですね。

 ちなみに、白ワインに含まれるポリフェノールには、赤ワインと違い抗菌作用がありますので、生ガキやお刺身などの生ものを食べるときに一緒に飲むようにするといいんですよ。

 いずれにせよ「酒は百薬の長」と昔から言いますが、何事も度を過ぎればマイナスです。また、ポリフェノール効果は飲んでから数時間しか持続しませんので、一度にたくさん飲むよりも、毎日1~2杯ずつ飲むようにしてみてくださいね。

川端真弓。フリーライター/薬膳アドバイザー。埼玉県所沢市在住。1986年に「無理なく無駄なく簡単エコロジー」を合言葉に、子育て中の主婦でも身近にできる環境問題を考えるサークルを発足。以来、無農薬栽培など風土に根差した生き方を模索中。現在は、写真と詞をコラボした新しい感覚のアート「PHOTOEMほちょう調」を広める活動にも携わっている。WEBサイトはこちら

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