アロマデュフューザーのススメ
飯野耀子のベター クォリティ オブ ライフ 第73回
今回は、アロマデュフューザーのススメ。
みなさん、こんにちは。いかがお過ごしですか?灼熱になるかと思いきや、このところ若干、すごしやすい日もあったりしますね(その代わり、各地の豪雨大変でしたね。みなさまのところは大丈夫でしたか?)
そこで気分転換にも体調調整にもよいアロマ検定などだいぶ、アロマオイルも日本で一般的になってきましたね。アロマトリートメントの場合はキャリアオイルと呼ばれるホホバやアーモンドなどのオイルに目的別の効能のあるエッセンシャルオイルを混ぜて使います。
ポピュラーなところでいくとラベンダーやグレープフルーツ、ティートゥリー、ユーカリ、ゼラニウムなどがありますよね。オレンジ系はスィートオレンジ、マンダリン、タンジェリン、ベルガモットとそれぞれの種類ごとにオイルがあったり、グレープフルーツも最近では白とルビーの2種類に分かれていたりして日々、バラエティが豊かになっているようです。
そんなエッセンシャルオイル、たくさんありすぎてどれを選んでいいか解らない!というお声をよく伺います。その際私はふたつの選び方をご提案しているのですが一つ目はそれぞれのエッセンシャルオイルが持っている効能と自分の悩みを照らし合わせた選択法。例えば上に明記したオイルの場合、代表的な効能として
- ラベンダー・・・リラックス
- グレープフルーツ・・・リフレッシュ、ダイエット
- ティートゥリー・・・花粉症対策
- ユーカリ・・・気管支対策
- ゼラニウム・・・女性ホルモン活性、生理痛緩和
- オレンジ・・・リラックス、安眠
など。これらは日本では医療行為として認められていませんがヨーロッパでは医療行為として認められている(ハーブ療法も含め)国もあるくらい効果のあるものなのでリラックス、リフレッシュといったものであればあまり気にする必要もありませんが物によっては使用に際し、使ってよいかどうかきちんと調べてから使う必要があるものも多くあります。(特に妊娠中は絶対に使用してはいけないものもあるので注意してください)
それからもう一つの選び方が店舗などでエッセンシャルオイルの瓶を鼻に近づけとにかく惹きつけられる香りを選ぶという方法。大抵の場合、特化して惹きつけられる香りというのは今現在の体が求めている香り、そして効能を持っているもののことが多いのです。ただこの際も選んだ後はきちんと効能などを調べるか、お店の方に確認してから購入してくださいね。
そしてエッセンシャルオイルについて注意していただきたいことは絶対に肌に直接つけてはいけないということ。(中にはいくつかOKとされているものもありますが基本的にはNGだと思っておいてください)。必ずキャリアオイルで希釈してから使うか水などに混ぜてキャンドルなどで焚き吸入するなど。
そこで一番簡単で気が楽な方法をご紹介したいと思います。それがアロマデュフューザーを使う方法。電気で作動しますのでキャンドルを使う場合と違い火事などの心配もありませんし、時間設定が出来るのでそのまま寝てしまっても大丈夫。節電が叫ばれている今年の夏ですが就寝前のしばらくの時間であればそんなに問題ではないですよね?プラス!アロマミストが噴出すのでマンションなど乾燥しやすい環境の加湿にも役立ちます。
因みに私はグレープフルーツとクラリセージをブレンドしたものを枕元において一日の疲れをリセット、リラックスしながら寝るようにしています。いずれの会社(私は無印良品のものを使っています)のデュフューザーもそんなに大きいわけではないので出張などにも持っていかれるのもお勧めです。
節電の夏とうことで寝苦しい夜を過ごされている方も多いかと思いますが、ぜひ香りで癒される夏の夜をすごしてみてくださいね。
※体調に不安ある方や妊娠している方は必ずお医者様および専門家にご相談の上、ご使用ください。
NPO法人日本ハーブ振興協会主席研究員、元AllAbout食育ガイド
myfood.jp元編集長。健康管理士、薬膳料理指導員、
食育指導士など多数の資格を保有。FANCL発芽玄米粥の監修も務める。
著書に「夜トマトダイエット」(ぶんか社他、台湾版、中国版、韓国版)、
「合格への食卓」(扶桑社)がある。飯野耀子公式サイトはこちら