脳と感覚を育てる!『簡単運動』
なんだか気分がすぐれないとき、何もやる気が起こらないとき。
そんなときにどうやって気分転換していますか?
とにかく眠って体力を温存する、好きな映画を見たり、本を読むなど・・・ちょっと現実から逃避する方法もありますね。
それだともちろん、心がリラックスして、新たな気持ちでやる気が沸いてくることでしょう。
でも、どうしてもやらなければいけないときや、朝起きて、家をでなくてはいけないときに、そうやって解決していては、『逃避』行動になってしまいます。
周りにも迷惑をかけるし、自分で自分がいやになってしまいますよね。
そんなとき、どうするか?
答えは簡単、誰でも、いつでも、できるんです。
世の中の天才と言われている人も、やっているそうです。
それは・・・・『体操』。
「これをすると、ああ、今日はでかけたくないな、仕事がいやだなって思っていたのが、ぐぐっとやる気がでて、『やるぞ!』って気分になるのよ」と、世界的クリエイターの石岡瑛子さんもおっしゃっていました。
幼稚園から、体操の時間があるのは、人間の身体と心理の相互関係を鍛錬するために、学んでいたのかもしれませんね。
発達障害をお持ちのお子さんも、気持ちを整えたりするのにも、体操はとてもよいものだといわれています。
そうした体操を集めて本にしたのが、『ちょっとしたスペースで発達障がい児の脳と感覚を育てるかんたん運動(合同出版)』です。
障害を持たれるお子さんに必要なのは、苦手さを熟知した指導者が、スモールステップで、自分の身体と付き合うことが楽しいと実感できることです。
いつでも、どこでも、少しのスペースでできる、適切な運動。
中には、バランスボールを取り入れたりして、興味が沸くように工夫されています。
発達障害児の運動指導に携られた指導経験をもとに、子どもたちが取り組みやすい運動課題を 200種も紹介しています。
身体を動かして、精神に問いかける。
200種類の中には、自分に合う運動や、こういう気持ちのときに効果的など、効果蓄積もできそうですね。
※参考資料
『ちょっとしたスペースで発達障がい児の脳と感覚を育てるかんたん運動』
森嶋 勉 著 太田篤志 監修
サイズ:182mm×257mm
136ページ 1,600円
http://www.godo-shuppan.co.jp/products/detail.php?product_id=343
ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。