「旬を絵手紙で送ろう!」障害者のための絵手紙教室
忙しい、忙しい・・・・と日々を慌ただしく過ごしていると、同じ毎日の繰り返しのように感じてしまいがちです。
でも、そんなときも、地下鉄の駅から地上に出たときに感じる空気の変化や、街路樹の葉の付き具合で、「ああ、こんな季節になったんだなあ」と気付くことがあるのではないでしょうか。
同じように、毎日、きまった食事ばかりしていると、好物ばかりでうれしくはあるのですが、季節の旬の野菜や魚を、身近に感じることが少なくなります。
せっかく、四季豊かな日本に住んでいるのに、これでは、残念ですよね。
そこで、
1.旬をしっかり味わうこと
2.親しい方に伝えて、旬を共有すること
3.お金をかけずにできたらうれしい
・・・という願いをすべてかなえてくれるのが・・・『絵手紙』なんです。
季節の野菜は、画材としても、非常に優秀です。
もちろん・・・味も最高なので、描いた後は、おいしくいただくこともできます。
なすびの藍、柿のオレンジ、どれもこれも、素晴らしいですよね。
こうした絵手紙を、障害をお持ちの方に、教えてくださる教室が、港区主催で開催されています。
区内にお住いの障害をお持ちの方の日々を、豊かなものにし、まわりの方々とのコミュニケーションをうながし、ゆとりある社会生活の実現に貢献されています。
もちろん、港区以外でも、全国各地でも、絵手紙を用いた、障害者のための学習教室が盛んです。
例えば、岡山生涯学習センターでも、障害をお持ちの多くの方々が、絵手紙を学んでいらっしゃいます。
お書きになった絵手紙は、ネットにもギャラリーのように展示されていますので、是非、ご覧になられてください。
◆岡山生涯学習センター 絵手紙ギャラリー
(画像をクリックすると、拡大します)
http://www.pal.pref.okayama.jp/gallery/data/070123/index.html
岡山生涯学習センターでは、さまざまな障害を乗り越えながら、みなさんが、素晴らしい作品作りに取り組まれています。
ネットギャラリーには、制作者の病名や障害についても紹介されています。
障害名は、視覚障害、脳梗塞、多発性硬化症、脳性麻痺、脳内出血など、さまざまです。
ご自身の障害を伝えながら、素晴らしい絵手紙を多くの方々にお見せすることは、美しい絵や心打つ文章の美しさだけではなく、自分の人生を精一杯生きる強い力と、精神力を感じて、本当に感動します。
画像をクリックすると、絵手紙の大きさに拡大されます。
まるで自分に送ってくださったようなうれしさを感じて、感動がさらに高まります。
※参考情報:
【岡山生涯学習センター】
http://www.pal.pref.okayama.jp/gallery/data/070123/index.html
※参考情報:
【港区主催『障害者のための絵手紙教室』 】◆授業内容:季節の野菜などを題材に絵を描き、言葉を添えて『絵手紙』にします。
◆対象者:18歳以上で身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかをもつ港区区民
◆期 間:2012年4月11日から2012年9月26日
※8月8日を除く毎月第2・第4の水曜・全11回
※午後1時45分から3時45分◆場 所:港区障害保健組合センター
◆費 用:教材費500円程度(和紙代、はがき代等)がかかる場合があります。
※毎回決められた画材をお持ちください。◆備考:毎回15名程度(抽選)
募集内容など、詳しくは、港区障害保健福祉センターへお問い合わせください。
電話:03-5439-2511、ファックス:03-5439-2514
※申し込みの際、身体状況等の確認をすることがあります。
※手話通訳・介護者が必要な人はご相談ください。
※一般の交通機関の利用が困難な人は、巡回送迎バスを利用できます。
ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。