水の上を滑ろう!『障害者カヌー』
カヌーをされたことはありますか?
したことはなくても、カヌーをしている方の写真をみて、とても気持ち良さそうだな~なんて思った方は、多いのではありませんか?
カヌーは、障害の種類を問わず、ちょっとした装備の工夫や、仲間の協力があれば、誰でも楽しめるスポーツです。
下肢に障害をお持ちの方も、たくさん挑戦されています。
カヌーは、方向転換するには、体とカヌーが一体化していないとうまくいきません。
そのため、下半身に力が入らない場合は、カヌーに詰め物などをして、体とカヌーを密着させています。
また、障害のために、パドルを握れない方は、パドルと手を固定しています。
視覚障害をお持ちの方は、盲人マラソンのように、声掛けをして誘導したり、1人で不安な場合は、2人艇カヌーに乗ったりと、それぞれの障害に合わせた方法で楽しむことができます。
ひとりひとりの利用者とともに、その方々の障害に合わせて、さまざまな要望が実現できるよう、まわりの仲間と相談しながら、個々にあった方法を考えながら楽しんでいます。
実際に、どのようにカヌーに乗っているかというと・・・。
◆『障害者カヌー』東海支部
http://ascanoe.web.fc2.com/
<初心者体験>
長良川の下流にある『長良川サービスセンター』では、
4~10月まで、 土・日・祝日の10:00~16:00の時間
長良川で、カヌー体験コーナーを開催しています。
<定期的なレクチャー>
定期的な冒険やレスキューなどを取り入れた、『バリアフリーのカヌーイベント』も開催しています。
どちらもライフジャケット等用具は揃えられているので、濡れてもよい服装でさえあれば、とっても手軽に参加することができます。
『長良川サービスセンター』には、車いす対応の更衣室・シャワールーム・トイレ等の設備もあります。
浅瀬で水面が安定しているので、初心者でも安心して楽しむことができますよ。
それぞれの障害に合わせて、いつでもまわりにサポート仲間がいて、声を掛け合いながら、カヌーを楽しむことができます。
カヌーのオールを、ひとこぎすれば、まわりの景色も変わってきます。
水面すれすれを滑るように進んでいく感覚は、忘れられないものになるはずです。
キレイな空、水、森・・・、楽しい仲間、これ以上の幸せはありませんね。
そして・・・・!
『障害者カヌー』の身体障害者の部門が、『パラカヌー』として、パラリンピック競技として、2016年、リオ(ブラジル)で開催されます!
これから、ますます熱くなる『パラカヌー』!
大注目まちがいありません!
※参考資料:
◆『障害者カヌー』東海支部
http://ascanoe.web.fc2.com/
ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。