寝具クリーニング
毎日、清潔に!『寝具クリーニング』
人は、毎晩コップ一杯の汗をかくといわれています。
朝起きたときには汗をかいていなくても、寝ている間に身体から水分が蒸発し、その一部が寝具にしみこんでいます。
布団を干すときに、ずっしりと重い感じがするのは、水分が吸収されているからでしょう。
太陽にしっかりあてた布団を取り込むときには、軽くて、ふんわりしているのを感じます。
眼には見えなくても、布団にそれだけ、水分がしみ込んでいた結果です。
また、汗は、身体から出るものですから、ただの水とは違い、雑菌などがたくさん含まれています。
布団を干さずにそのままにしておくと、雑菌が繁殖して、皮膚病などの原因になりますから、定期的に、布団を太陽にあてて、殺菌するようにしましょう。
また、どうしても干すことができない場合は、布団乾燥機や除菌スプレーなどを、効果的に使用することをおすすめします。
このように、こまめに布団のケアができるといいのですが、障害をお持ちで、布団に寝ている時間が多い方や、高齢で介護を必要とされている方は、なかなか布団を取り換える機会をつくるのが大変です。
スペアの布団を準備して、2つの布団を交互に使用するのが理想的ですが、場所の問題や、障害や介護で必要な器具の設置などもあり、実際にできていらっしゃる方は少ないのが現実です。
例えば、自治体が取り組んでいる『寝具クリーニング』をご利用してはいかがでしょうか。
『寝具クリーニング』は、衣類のクリーニングのように、大きなドラム式の洗濯機で布団を丸洗いするクリーニングサービスです。
依頼すると、自宅まで引き取りにきてくれるので、車で運ぶ必要もありません。
長い間に溜まった汚れや汗染み、雑菌なども、丸洗いすることでキレイに落とすことができ、布団がふわふわになって、気持ちよく寝ることができます。
また、障害をお持ちの方や介護が必要な方のために、各自治体では、『寝具クリーニング』を安価で請け負う補助もでています。
例えば、愛知県知多市では、自治体で『寝具クリーニング』の補助をしています。
◆『寝具クリーニングサービス利用申請書』(ダウンロード有)
http://www.city.chita.aichi.jp/sinseisyo/fukushi/singu/singu.html
寝具クリーニングサービス事業では、市から委託を受けた業者が、寝具を回収して、水洗い乾燥、消毒を行います。
寝具クリーニングを希望される方は、申請書に記入をして、自治体へ申請が必要です。
愛知県知多市の場合は、対象者は、市内に在住し、住民税が課せられていない方で、次のいずれかに該当し、家庭で寝具の洗濯等が困難な方が該当者になります。
また、介護保険制度の要介護認定が、要介護3の一部、要介護4又は要介護5で在宅で介護を受けている方、もしくは、身体障害者手帳1級、または2級のうち下肢又は体幹機能障害者の方で在宅で介護を受けている方です。
申請者は、介護している方、または、本人が行い、利用対象者欄に寝具クリーニングを受けるご本人の「住所」「氏名」「性別」「生年月日」「年齢」「電話番号」を記入し、「状態」に○印を付け、要介護の場合は「被保険者番号」「有効期間」を記入します。
利用料は、無料で、年間6回(偶数月)の実施で、1回につき、掛布団・敷布団各1枚、毛布2枚まで利用できます。
気持ちが良く、清潔な寝具で寝ると、睡眠の深さも快適さも違います。
いい夢も見られそうですね!
※お問い合わせ:
愛知県知多市福祉課
愛知県知多市緑町1番地
電話0562-33-3151
※参考資料:
『寝具クリーニングサービス利用申請書』(ダウンロード有)
http://www.city.chita.aichi.jp/sinseisyo/fukushi/singu/singu.html
ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。