みんなで歌おう!『ゆきわりそう』
サントリーホールで合唱!『ゆきわりそう』のあゆみ
大きな声を出すのは、とても気持ちがいいですね。
山歩きのときに、大きな声で叫んでみること・・・
野球やサッカーを応援して、大声で選手の名前を呼ぶとき・・・
合唱で、たくさんの仲間と大きな声で歌を歌うとき・・・
お腹の底から一気に声を出し切ることは、体にも、心にも、とてもよい刺激を与えます。
さらに、ひとりではなく、友達といっしょに行うことで、さらにその感動は膨れ上がり、なんともいえない幸福を感じることでしょう。
障害をお持ちの方が、多くの仲間と一緒に、歌を学び、合唱に挑戦する・・・、そんな取り組みを応援しているのが、NPO法人『ゆきわりそう』です。
NPO法人『ゆきわりそう』は、1987年7月1日、障害お持ちになられる方や、ご年配の方々が、地域で安心して暮らしていくために必要な支援のシステムづくりをめざしてオープンしました。
小さいながらも、四季折々の花が咲き乱れ、玄関を入ると、朝から晩まで、笑いとわめき声、ときには、ベートーヴェンの第九やお琴の調べが流れてきたりします。
『ゆきわりそう』のグループ組織である、通所授産施設『みつばちブンブン』に通われる方々によって、室内は、いつもきれいに保たれています。
同じく、おいしいお料理は『ゆきわりそう』グループの『ママキッチン』が担当。
すべての方々が得意分野を生かしながら、フル稼動で頑張っている、愛にあふれた活動に取り組んでいます。
楽しいレクリエーションもたくさん開催され、『ゆきわりそう』のスタッフのほかにも、多くのボランティアの方々がサポート。
週1回以上、定期的に参加している、障害をお持ちの方やお子様、ご年配の方々は、約360名以上。
緊急時や臨時のデイサービス、ご宿泊されている方、グループホームで生活されている方々など、とにかくいつもワイワイ、にぎやかな『ゆきわりそう』です。
この『ゆきわりそう』の25種年記念に、サントリーホールで第九のコンサートが開催されました。
さまざまな苦労を経て、練習を重ねて生まれた、喜びにあふれた歌声は、多くの方々を感動の渦に巻き込んだそうです。
合唱の楽しさ、仲間と作り上げる感動、サントリーホールで歌う誇り、すべてが重なって、笑顔にあふれたイベントになりました。
合唱をはじめてみたいと思われている方、第九に挑戦したいと思われる方・・・
一度、『ゆきわりそう』をノックしてみてはいかがでしょうか。
※参考資料:
NPO法人『ゆきわりそう』
ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。