国際シンボルマーク
理解・普及しよう!『国際シンボルマーク』
『国際シンボルマーク』を、ご存知ですか?
『国際シンボルマーク』は、障害をお持ちの方が利用できる建築物や公共交通機関であることを示す国際共通マークです。
『財団法人日本障害者リハビリテーション協会』が、普及をつとめています。
乗用車などに使用することは、障害をお持ちの方が乗車していることを示すにとどまり、道路交通法上の規制を免れることにはなりません。
駐車禁止除外マークではありませんので、正しい用途で使うよう、正確な理解と注意が必要です。
◆『公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会(JSRPD)』
http://www.jsrpd.jp/static/symbol/index.html
『公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会(JSRPD)』で取り組んでいる『国際シンボルマーク』は、「障害をお持ちの方が、利用できる建築物や、公共輸送機関であることを示す、世界共通のマーク」です。
『国際リハビリテーション協会(RI)』の決議にもとづき、マークの正しい理解普及に努めています。
障害をお持ちの方が住みやすい町づくりのために、シンボルマークを使用する一人ひとりの理解と協力を得るよう、『国際シンボルマーク』の使い方や啓蒙をしています。
国や自治体において、『国際シンボルマーク』の建物などへの設置基準が制定されています。
建物にマークを設置する場合は、国の『バリアフリー新法』や、自治体の『まちづくり条例』などの設置基準にもとづき使用することをおすすめします。
公共輸送機関に設置するときは、障害をお持ちのために、移動能力が限定されている方に、安全に利用できるスペースが確保されていることを確認し、設置者の責任の上で使うことが求められています。
個人の車に表示するときは、障害をお持ちの方が、乗車していることを、周囲にお知らせする表示になります。
ですので、個人の車に表示しても、道路交通法上の規制を免れるなどの法的効力は生じませんし、また、駐車禁止を免れる、または障害者専用駐車場が優先的に利用できるなどの証明にはなりません。
注意事項を理解して、多くの方が快適に過ごせる社会環境の充実を行いたいですね。
※参考資料:
◆『公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会(JSRPD)』
http://www.jsrpd.jp/static/symbol/index.html
ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。