明治大学公認ボランティアサークル 心身障害者福祉会 しいの実
明治大学公認ボランティアサークル『心身障害者福祉会 しいの実』
いろいろな形で、ボランティアを経験されている方が増えてきました。
震災などのボランティアはもちろん、地域センターや、介護施設など、身近な場所で定期的なボランティアを続けている方も少なくありません。
また、ボランティアをはじめる年齢もさまざまですが、最近では、学生の頃からボランティア活動を自主的にスタートされる方や、その気持ちをサポートする団体もたくさん存在します。
『明治大学公認ボランティアサークル 心身障害者福祉会 しいの実』は、明治大学から認められたボランティア活動をしているサークルが、6つ集まった団体です。
障害をお持ちの方、児童福祉ボランティアサークルとして、6つのサークルが、それぞれの個性を活かした活動に取り組んでいます。
6つの団体は、お互いの情報を交換しながらも、全く異なる分野に取り組んでいるので、ご自分に合う活動が見つけやすいのではないでしょうか。
ボランティアの経験がない方でも、先輩がしっかり教えてくれるので安心。
また、サークルの皆さんが、仲がいいのが自慢です。
サークルは、『たまもスポーツクラブ』『ぎんなん会』『和泉児童館』『永福南児童館』『FCエレキング』『介助』の6つ。
『たまもスポーツクラブ』は、済美養護学校の体育館で、障害をお持ちの子どもたちと一緒に運動をするなどして、子どもたちの自立支援を目的にしています。
ストレッチなどをメインに、子どもたちに体の動かし方を教える中で、どのように、運動の仕方を教えるかを毎回私たち自身が考えて行動します。
子どもたちの成長が目に見えてわかるので、教職を取っている方にはおすすめで、実際に教職を取っている人多くも活動に参加しています。
『ぎんなん会』では、養護学校を卒業した後も、障害をお持ちの方々が参加できる場づくりをしています。
缶つぶしやボールペン組立てなどのレクリエーションを通じて、自立性を育てていく役割をします。
ボランティアの方々は、先生でも親でもない、社会的仲間として、障害をお持ちの方々と触れあうことにより、新たな一面を垣間見る機会が増えることを願っています。
『和泉児童館』では、子どもたちと一緒にボール遊び、卓球、ボードゲーム、工作、鬼ごっこ・かくれんぼなどの遊びをしています。
また、月2回、「わいわいタイム」というイベントを、その他にも、お泊り、遠足、ミラクルタウンというお祭りやもちつきなど、年間を通してさまざまなイベントを企画しています。
『永福南児童館』では、児童館にくる子どもたちといっしょに、ドッジボールなどのボールあそびやボードゲームなどの室内あそびをしたり、話したりして楽しい時間をすごしています。
活動は週1回、その他にも、新1年生歓迎会や、キャンプ、”ワンダフルナイト”などのお泊り、子どもたちがお店屋さんをする”ゆめパラダイス”などなど、イベントが目白押しです。
『FCエレキング』では、電動車いすサッカーチーム『FCエレキング』のスタッフとして、チームのサポートをしています。
電動車いすサッカーは文字通り、電動車いすに乗っておこなうサッカーです。
ルールは『2ON1(ツー・オン・ワン)』といった独自なものもいくつかありますが、基本はサッカーと同じ、誰にとってもおなじみなものなので、車いすサッカーの楽しさがわかるまでに時間はいりません!
電動車いすは手元のレバーのみで操作をするため、障害の度合いや有無に関係なく、みんなが同じフィールドにたってスポーツの楽しさを共有することができます。
最後に、『介助』では、障害をお持ちの方々の身の回りの介助をしています。
ときには、ご旅行やお花見などにご一緒します。
さまざまな形で福祉に取り組んでいる学生ととともに、ボランティアをはじめてみてはいかがでしょうか。
※参考資料:
明治大学公認ボランティアサークル『心身障害者福祉会 しいの実』
http://www.geocities.jp/shiinomi_meiji/index.html
ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。