大人気!『北鎌倉 天使のパンケーキGateau d’ange』
大人気!『北鎌倉 天使のパンケーキGateau d’ange』
多以良(たいら)さんが、一度にひとつだけ手作りする、『北鎌倉 天使のパン・ケーキGateau d’ange』宛てに、たくさんのお便りが届きます。
「天使からの贈り物のよう」
「癒されました」
「やさしい気持ちになりました」
など、そこには感謝の言葉が、いっぱいです。
カラダにやさしい素材だけを選び、食べる人の笑顔を思い浮かべながら作られるパン・ケーキには、「食べた人にしあわせになってもらいたい」 という、強い願いが込められています。
苦しみの中に光を見つけられると “生きる力”が湧いてくる・・・。
パンやケーキにそんな思いを込めながら、手紙を添えて、これからも人とのつながりを大切にしてゆきたいと思いながらパンを作っていらっしゃるのが、多以良さんです。
多以良さんは、1975年生まれ、神奈川県出身の元競輪選手で、かつ、パン・ケーキ職人です。
2005年、30歳の誕生日に、結婚し、その5ヶ月後のレース中に、ゴール直前で他の選手の落車に巻き込まれ、脳と頸髄を損傷しました。
その影響で、首から下がまったく動かない『全身麻痺』となり、医師から「一生寝たきりになるかもしれない」と宣告されます。
懸命のリハビリを重ねて、奇跡的に回復し、リハビリの一環として始めたパン・ケーキ作りが評判となりました。
現在も、『高次脳機能障害』、『脳脊髄液減少症』、『左脚下麻痺』を抱えていますが、その中で、自宅で、カラダにやさしいパン・ケーキ作りを行っているのです。
2010年には、シチズンフォールディングス株式会社による、社会に感動を与えた3人に贈られる 「シチズン・オブ・ザ・イヤー」授賞されました。
2010年には、『日本障害者自転車競技大会 日本パラサイクリング選手権トラック競技大会』に初出場。
『1キロタイムトライアル』で、みごと優勝を果たします。
2011年には、『日本障害者自転車競技大会 日本パラサイクリング選手権トラック競技大会』 で、『1キロタイムトライアル』において、準優勝。
2012年には、またもや『日本障害者自転車競技大会 日本パラサイクリング選手権トラック競技大会』の『1キロタイムトライアル』で優勝に返り咲き、今も、自己ベストを更新中です。
突然の事故による障害を乗り越えて、さらなる高みに挑戦し続ける姿は多くの方に感動を与え、リハビリの中から生まれるおいしいパンは、かけがえのない味わいをもたらします。
北鎌倉の天使のパン・ケーキ、味わってみたくなりますね・・・。
※参考資料:
『北鎌倉 天使のパン・ケーキGateau d’ange』
http://gateaudange.com
ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。