障害者カヌー
すーっと水面をすべる!『障害者カヌー』
カヌーは、障害をお持ちであろうとなかろうと、また、障害の種類を問わず、ちょっとした装備の工夫や仲間の協力があれば誰でも楽しめるスポーツです。
たとえ下肢に障害をお持ちの方でも、カヌーを楽しむことができます。
カヌーで方向転換するには、体とカヌーが一体化していないとうまくいかないため、下半身に力が入らない場合は、カヌーに詰め物などをして体とカヌーを密着させるなどコツが必要です。
パドルを握れない方は、パドルと手を固定したり、視覚に障害をお持ちの方は、『盲人マラソン』のように声掛けをして誘導したりすることができます。
カヌーに乗るのが、1人では不安な場合は、2人艇で乗ったりするなど、それぞれに合った方法でカヌーを楽しむことができます。
利用者の方々の要望が実現できるようご相談しながら、個々にあった方法を考えてサポートしているのが、『長良川サービスセンター』です。
長良川の下流にある『長良川サービスセンター』では、4~10月まで、土・日・祝日の10:00~16:00の時間、長良川で、カヌー体験コーナーを開催しています。
定期的に、冒険やレスキューなどを取り入れた、バリアフリーのカヌーイベントも開催しています。
どちらもライフジャケットなどの用具は揃えていますので、濡れてもよい服装であれば、手軽に参加することができます。
『長良川サービスセンター』の中には、車いす対応の更衣室、シャワールーム、トイレなど、バリアフリー設備があり、なにより浅瀬で、水面が安定しているので、初心者でも安心して楽しむことができるのがうれしい魅力です。
『長良川サービスセンター』は、長良川の自然に親しみ、水辺を利用した、さまざまなスポーツやレクリエーションを楽しむことができます。
都市公園としては、初のセラピューティック・レクリエーションを実践する場として、障害をお持ちの方も健常の方と同じように、スポーツやレクリエーションに積極的にチャレンジしていただけるような施設を目指しています。
芝生広場や室内では、さまざまな遊びやスポーツをすることができます。
一部の遊び道具は、貸出無料です(貸出時間は1時間まで)
ほんとうにいろんなスポーツが揃っています。
この中で、いくつご存知でしょうか?
・ショートテニス
室内で遊べます。 スポンジボールを使って プレーします。ルールはテニスと同じです。・タスポニー
スポンジボールを手で打ち合います。 ルールはテニスと同じです。・グラウンド・ゴルフ
ゴルフをアレンジしたスポーツです。木製のクラブでボールを打ち、何打でボールがホールポストに入るかを競いあいます。
大会などの出場したい方は、希望を出すこともできます。
・RDチャレンジ
9分割の的をねらってフライングディスクを投げるゲームです。さぁ何枚抜けるかな?・ディスクゴルフ
ルールはゴルフと同じ。 フライングディスクを、何投でゴールに入れるかを競いあいます。・ボックスホッケー
ボックスの両端の穴をめがけてスティックで木の球を打ち合います。相手側のゴールに決めればOKです。・キャッチング・ザ・スティック
「トントンパー」のリズムにあわせて、右の人のスティックをつかみます。
一番右端の人は、左端までダッシュしますが、スティックは倒してはいけません。
・ペタンク
ビュット(目標球)をめがけ球を「エイッ!」ビュットの近くにうまく投げられるかを競います。
これ以外にも、たくさんの遊びやスポーツを楽しむことができます。
障害をお持ちの方でも、一緒に楽しめるスポーツも揃っていますから、カヌーの後も楽しみがつきませんね!
※参考資料:
『長良川サービスセンター』
http://www.kisosansenkoen.go.jp/~nagaragawa/mnagaragawagoannai.html
ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。