『特定非営利活動法人 全国学習障害(LD)親の会』

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『特定非営利活動法人 全国学習障害(LD)親の会』

 学習障害とは、基本的には、全般的な知的発達に遅れはないけれども、聞く、話す、読む、書く、計算する、又は、推論する能力のうち、特定のものの習得と使用に、著しい困難を示す、さまざまな状態のことをいいます。

 学習障害は、原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されていますが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接的な原因となるものではありません。

 学習障害は、一部の専門家や研究者が使う専門用語でしたが、学校や教育関係者のあいだでも広く使われる教育用語となり、最近では、一般の人々の会話にも登場する日常用語にもなってきました。

 学習障害を持つ子どもたちの特徴を説明するのは、ひとりひとりに違いがあり、ひと言で説明するのは難しいものです。

 知的発達に大きな遅れはないにも関わらず、学習面で、特異なつまずきや習得の困難をもつ子どもたちと説明することができます。

 全体的な知的発達の遅れではなく、認知発達の部分的な遅れや偏りから起きているものだと推測されます。

 認知発達とは、子どもたちが見たり、聞いたり、さわったり、運動をしたりするときに感じる、さまざまな刺激を、脳の中に取りこむときの高次な知的働きを指しています。

 例えば、推理することや、思考すること等も認知過程の一部ととらえています。

 発達障害は、知能が遅れているとか、なにか障害があるとは思えません。

 ただし、なんでもないのかというと、他の子どもたちとは違ったひっかかりや気になるところ、育てにくさがあるというのが共通点です。

 視覚や聴覚といった知覚的な鋭敏さ、あるいはこだわりの強さなどは、認知面に子ども特有の発達的特徴が反映しています。

 ADHDや高機能自閉症など、他の軽度発達障害にも共通しますが、発達がゆっくりしているとか、元気がいいだけだとか、発達的に幼さが残りやすいなどと見過ごされやすいのが特徴です。

Photo by chefranden

 『特定非営利活動法人 全国発達障害(LD)親の会』では、発達障害がある人の人権が守られ、生き生きと暮らすことのできる社会の実現を求めて活動しています。

 発達障害に関する教育・福祉・医療・労働などの問題について、関係機関・関係団体と交流・連携しながら、研究・調査、社会的理解の向上、諸制度の創設・改善を働きかけるなどの活動に取組んでいます。

 また、機関誌「かけはし」の発行やブロック活動などにより、各地の「親の会」との情報交換を行い、『日本発達障害ネットワーク』、『日本障害者協議会』などへの加盟、文部科学省の『特別支援教育ネットワーク推進委員会』への参加などを通じ、外部団体との交流・連携を図っています。

 平成19年、法律にもとづいて特別支援教育がスタートし、発達障害、ADHD、高機能自閉症等の子どもたちに対する教育的支援を行っています。

 発達障害、ADHD、高機能自閉症以外にも、特別支援教育の対象となっていくべき子どもたちがたくさん存在し、『特定非営利活動法人 全国発達障害(LD)親の会』の加盟団体には、そうした子どもたちも入会しています。

 すべての子どもたちが、診断名にこだわらず、ひとり一人のニーズに応じた教育的な支援を受けられるようになることを願い、各々の独立性を保持しつつ、意見や情報交換に活発に取り組んでいます。

※参考資料:
『特定非営利活動法人 全国発達障害(LD)親の会』
http://www.jpald.net

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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