学ぶ気持ちを応援しよう!『独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)』

よかったら、シェアして下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

学ぶ気持ちを応援しよう!『独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)』

 『独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)』は、高等教育機関における障害をお持ちの学生への支援に関する業務を担っています。

 その取組として、ウェブサイトや印刷物による情報提供、調査研究、啓発事業を積極的に行ない、平成21年には、障害種別ごとに、障害の理解、学校生活の各場面における支援の心構え、及び支援方法等を掲載した「教職員のための障害学生修学支援ガイド」を作成し、大学等の教職員の皆様に提供しています。

 『独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)』では、情報を提供しているガイド集を定期的に見直し、最新の情報を提供していますが、この度、「障害学生修学支援メニュー検討委員会」、及び、障害種別「ワーキンググループ」の委員による専門的な観点から、さまざまな検討課題をもらい、「改訂版」も発行しています。

 改訂によって、国連の「障害者の権利に関する条約」の批准を目指す、我が国の取組を踏まえた、障害のある学生への支援の基本的な考え方を整理しました。

 同様に、今回の東日本大震災を契機にした、災害時における障害のある学生への支援のあり方や、参考情報として、精神障害の理解に関して新たに掲載するなどの見直しを行っています。

 『独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)』の活動が、全国の大学、短期大学、高等専門学校で、これまで以上に活用され、障害をお持ちの学生への支援が、更に、充実することを願っています。

Photo by Patricia Drury

 最近の障害者施策の推進に関する動向の中で、最も重要なものとして、障害者権利条約の批准に向けた、政府をあげての取組があります。

 障害者権利条約は、2006(平成18) 年12月13日に、国連総会において採択され、日本では2007(平成19)年9月28日に署名を行ない、2008 (平成20)年5月3日に発効されました。

 障害者権利条約の第1条(目的)では、障害者の、人権・基本的自由の享受を促進・保護・確保すること、及び、尊厳の尊重を促進することを定めています。

 第3条(一般原則)では、差別されないこと、社会参加、機会均等等が定められています。

 第4条(一般的義務)では、締約国は条約において認められる権利の実現のために適切な立法・行政措置(差別となる既存の法律等の修正・廃止も含む)をとること等を定めています。

 また、教育に関しては、障害者権利条約の第24条(教育)では、あらゆる段階におけるインクルーシブ教育の制度を確保し、障害者が、その人格、才能及び創造力、並びに、精神的、及び、身体的な能力を、その可能な最大限度まで発達させることを提示しています。

 また、障害を理由として教育制度一般から排除されないこと、また、他の者と平等に、自己の生活する地域社会において、包容され(インクルーシブ)、質が高く、かつ、無償の初等教育の機会、及び、中等教育の機会を与えられること、さらに、個人に必要とされる合理的配慮が提供されること、等々を定めています。

 あらゆる段階における、障害者を包容する教育制度(inclusive educational system)には、早期教育、初等中等教育及び高等教育が含まれています。

 現在、大学等での授業は、大多数を占める障害をもたない学生を基準にして構成されており、同じ教授法や同じ形式の試験では、障害のある学生の修学に困難が生じる場合があります。

 そこで、障害のある学生の修学を可能にするために、障害に対応した具体的な方策を講じる必要があります。

 障害をお持ちの学生が、修学の目的を達成するために講じられる対応策こそが、障害のある学生に対する支援の本質であるといえます。

 学校の施設・設備のバリアフリー化についても、障害のある学生が、学修の目的を達成するための環境整備という観点が必要です。

 誰にとっても利用しやすい、ユニバーサル・デザインというコンセプトで設計されたキャンパスをもつ学校は別として、多くの学校の校舎は古く、車いす用のトイレやエレベーターを全学に整備することは困難な場合があります。

 そのような場合には、障害のある学生が学内をどのように行動するかを具体的に検証した上で、その動線を確保するための重点的な整備が求められます。

 例えば,肢体不自由のある学生のニーズは多様であり、標準的な多目的トイレを整備すれば済むというわけではありません。

 そのトイレを使う障害をお持ちの学生のニーズに合わせた個別的な対応や修繕が必要になることはしばしばあります。

 その意味でも、一般的なバリアフリー化ではなく、在籍している障害をお持ちの学生のニーズに対応するための重点的な整備をすることが大切です。

 学び舎は、学びたいと希望するすべての方に平等な開かれた場所であるべきです。

 『独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)』は、こうした学生が同じ環境と条件のもと、優秀な学業を修め、社会に貢献し、人々とともに明るい未来を目指すためのサポートを行っています。

 『独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)』の活動に、これからも注目し、自分ができることがあれば積極的に応援していきたいですね。

※参考資料:
『独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)』
http://www.jasso.go.jp

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

あわせてどうぞ:

よかったら、シェアして下さい。

  • はてなブックマークする
  • あとで読む

フォローする