気づくことからはじめよう!『発達障害情報・支援センター』

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気づくことからはじめよう!『発達障害情報・支援センター』

 発達障害には、原因や行動特性の異なる障害が複数ふくまれていますが、発達障害者支援法で定義されている「発達障害」は、これまで必要な支援が届きにくかった広汎性発達障害(PDD:pervasive developmental disorders)、学習障害(LD:Learning Disorders,Learning Disabilities)、注意欠陥多動性障害(AD/HD:Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)などを意味しています。

 その中で、1歳6ヶ月や3歳での乳幼児健診の場を早期発見に活用しやすいのは、広汎性発達障害です。

 ことばを話し始めるまでの社会性の土台は0歳代から築かれるので、それを丁寧にみていくことで、1歳6ヶ月から2歳までにはいくつかの社会性の発達指標を手がかりに、対人面やコミュニケーションが順調に発達しているか、確認することが可能です。

 年少児の多くは落ち着きがないので、AD/HDかどうかを鑑別するにはまだ早いでしょう。また読み書きなどの高次な機能について、幼児で評価することは困難です。

 AD/HDや学習障害の早期兆候(徴候)についてはまだよくわかっていませんが、自閉症スペクトラムに合併することも多く、合併する問題が多ければそれだけ支援ニーズは高くなるので、ケースバイケースで総合的に判断することが必要です。

 子どもが幼いうちは、初めての子育てにとまどう親も多く、どこに相談したらよいのかわからないこともあります。ですから、子どもの発達をいろいろな角度から確認できる乳幼児健診の場はとても貴重な機会です。

 乳幼児健診の場には、発達障害の早期発見とそれに続く早期支援のためのいくつかの条件がそろっています。

 たとえば、親と専門職が顔を合わせて相談できること、保健師、小児科医、言語聴覚士、臨床心理技術者(臨床心理士、臨床発達心理士など)、地域によっては小児神経専門医、児童精神科医などの多職種のチームワークが成り立つ場であること、親がわが子を少し客観的に見つめ、乳幼児の心の発達に関する一般的な知識を学べる場であること、などが挙げられます。

 長い目でみて、幼稚園や保育所、そして学校への橋渡しもふくめて、地域でのサポートのネットワークを提供する場になるのです。

Photo by MDGovpics

 学童期の最大の特徴は、子どもの生活する場が、家庭から学校へと移ることです。

 保育所や幼稚園でも友だちや先生とのかかわりはありましたが、小学校にあがると、人とのかかわりはさらに広がり、学校の建物そのものも大きくなります。

 また、時間割が決まっていて「4時間目は音楽なので音楽室で授業をします」「明日までに3ページまで漢字の書き取りをやっておきましょう」などと指示されて、そのとおりにやらなくてはならないことがたくさん出てくるのも大きな変化です。

 学童期前半には、お友だちとの遊びや学習を通して、ご家庭の中でつちかってきたルールや価値などのすりあわせを行う時期です。

 この時期に多くのお友だちと出会い、つきあうなかで、さまざまな知識や体験を得たり、集団の中で上手に過ごしていくための方法を身につけます。

 ときには競争をしたり、ともに喜びあったりしながら仲間関係を築き上げ、親密になっていく時期でもあります。

 思春期は理想の自分像と現実の自分とのギャップに悩む時期で、活発に教室でも手をあげて発言していた子が、「間違ったら恥ずかしい」と消極的になったり、理想像をめざして背伸びをしたりして無理をします。

 周囲からの自分の評価が気になり始めますが、そのとらえ方は思い込みの強い、周囲からみると「過敏な」感じ方にみえます。

 この時期の子どもはより広い社会に敏感になるとともに、自分自身に目を向けることにも没頭しがちで、間違ったり、ゆがんだ自己像をもちがちです。

 それを親や家族がいくら訂正しても、がんとして聞き入れてくれません。

 成人期を迎える前の青年期(18歳~22歳)では、「自分とはこんな存在で、こんなふうに生きていこう」(自分らしさ・アイデンティティともいいます)というテーマに少しだけ決着をつけます。難しい問いですから、これから先もこのテーマはずっと続くことになります。

 その後、成人期では、将来一緒に歩んでいけるパートナーと出会い、子ども(子どもだけではなく、新しい何かであるかもしれません)を産み育て、これまでの体験や知識を上手に使ってほどよく生きていくというライフサイクルを多くの人が送っていくことになります。

 成長していくさまざまなシーンで、発達障害の芽を家庭や環境が気づき、そのときどきで適切な対応していくことが大切です。

※参考資料:
『発達障害情報・支援センター』
http://www.rehab.go.jp/ddis/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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