肢体不自由児と父母のための『響』
肢体不自由児と父母のための『響』
『一般社団法人全国肢体不自由児者父母の会連合会』は、戦後各地で発足した肢体不自由児父母の会組織を結集し、全国組織として「全国肢体不自由児父母の会連合会」を結成し、結成大会には24都道府県が参加しました。
『一般社団法人全国肢体不自由児者父母の会連合会』は、全国の父母をはじめ、国や自治体と共に、下記に取り組んでいます。
・肢体不自由児・者が、自立更生できるような環境づくりに努めています。
・肢体不自由児・者の福祉に関する社会的啓発を進めています。
・肢体不自由児・者の福祉に関する調査や研究を行っています。
・47都道府県父母の会育成強化のため、知識の普及と助成を行っています。
・その他、目的を達成するために必要な事業を行っています。
『一般社団法人全国肢体不自由児者父母の会連合会』は、愛する我が子に対する同じ悩みをもつ父母が集まり、相互の交流をはかり、協力し合いながら常に研鑽に励んでいます。
また、肢体不自由児・者の実情と問題点を提起し、一般社会の理解を深めるための運動を進めています。
同時に、医療、教育、職業、生活等の制度の改善と、障害をお持ちの方の地位の向上をはかるため、行政、及び、関係方面への要請活動等を展開しています。
その活動の一環として、地域で実施される療育・訓練事業、研修、レクリエーションに対して、助成を行っています。
療育キャンプやさわやかレクリエーション、保護者研修、指導者研修、介護研修、ボランティア研修、カウンセラー育成研修など、肢体に障害をお持ちの方々やご家族の活動をさまざまなかたちでサポートしています。
『一般社団法人全国肢体不自由児者父母の会連合会』は、タイプアートコンテスト、「キックオフ明日香ちゃん」、「ドラえもん・ケンちゃんの冒険」他アニメ映画の上映等を通じて、障害に対する偏見や差別をなくし、情操教育や社会的啓発を行い、社会との共生を目指しています。
また、国際交流を通じて、障害をお持ちの方の社会参加の一翼を担い、知識の普及と視野を拡げています。
その取り組みのひとつとして、韓国脳性麻痺福祉会と姉妹結縁、中国残疾人聯合会と友好団体締結、「翔んでる仲間」によるアジア、アメリカ、ヨーロッパの団体、組織との各種交流などがあります。
また、地域で実施される療育・訓練事業、研修、レクリエーションに対しても、さまざま助成を行っています。
肢体不自由児と父母のための情報コミュニケーションサイト『響』では、最新の福祉ニュースとして、毎月1・15日に発行している全肢連情報が、サイトからもPDF形式でダウンロードできます。
『響』を通じて、全国の肢体に障害をお持ちの方が情報交換を行い、明日の希望を生み出し、お互いのことを思いやり、次に挑戦する希望を育んでくれます。
あたたかな交流の様子について、是非一度、『響』サイトをご覧になられることをお勧めます。
※参考資料:
肢体不自由児と父母のための情報コミュニケーションサイト『響』
http://www.zenshiren.or.jp/
ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。