情報満載!ポータルサイト『ゆうゆうゆう』
情報満載!ポータルサイト『ゆうゆうゆう』
『ゆうゆうゆう』は、障害者自らが参画する、障害者・高齢者向けポータルサイトとして、2005年4月1日にオープンしました。
インターネットは、障害者や高齢者にとって有用な情報収集手段です。
しかし、障害者や高齢者にとって、真に有用な情報は多岐に点在しており、探しにくかったり、やっと探し当ててもアクセシビリティに配慮されていなかったりと、情報に辿り着けないことが多いのが現状です。
そのような点在する情報が、体系的に集約され、アクセシビリティに配慮されたポータルサイトがあったらいいな・・・というのが、『ゆうゆうゆう』のスタートラインでした。
ユーザの方々の生活に役立つ情報を発信していくことを目指し、『ゆうゆうゆう』では、サイトのキャッチコピーを「障害者・高齢者に役立つポータルサイト」としています。
『ゆうゆうゆう』のネーミングには、『だれにでも(Universalのゆう)、使いやすく(Usabilityのゆう)、やさしい(優しいのゆう)サイト』という意味が、込められています。
さらに、『ゆう』には、いつでもどこでも(Ubiquitousのゆう)、あなたも(Youのゆう)、お友だちも(友のゆう)など、いろいろな意味が含まれています。
WEBアクセシビリティの普及も、『ゆうゆうゆう』の目的のひとつです。
2004年6月、JISにより、WEBに関する高齢者・障害者等、配慮設計指針(JISX8341-3)が制定され、公的機関を初め企業のWEBサイトでもアクセシビリティへの対応の重要性が叫ばれるようになりました。
『ゆうゆうゆう』でも、出来る限りアクセシビリティに留意したページ作りを心掛けています。
サイト内は、「暮らす」・「使う」・「働く」・「支える」・「楽しむ」の5大カテゴリーに大きく分かれおり、内訳として、大カテゴリーごとに、ジャンルに沿った小カテゴリーがあり、全部で15カテゴリーになります。
・暮らす:ファッション、レシピ、生活、健康の4カテゴリーからなっています。
日々の暮らしをより快適にする耳寄り情報をご紹介しています。
・使う:ユニバーサルデザイン商品、IT、福祉機器の3カテゴリーからなっています。様々な機器で充実した生活を送るために役立つ情報をご紹介します。
・働く:特例子会社、企業の2カテゴリーからなっています。障害をお持ちの方の就労に役立つ記事満載です。
・支える:福祉、学習、就労の3カテゴリーからなっています。介護や自立支援、学習支援にまつわる情報をご紹介します。
・楽しむ:お出かけ、スポーツ、エンタメの3カテゴリからなっています。高齢の方や、障害をお持ちの方が楽しめる余暇の話題や情報をご紹介します。
それ以外にも、コンテンツが充実しています。
『優しいウェブ』は、誰もが使いやすいウェブサイトについて、ウェブ太君とゆう博士がわかりやすく解説するコーナーです。ゆうゆうゆうのウェブアクセシビリティについても、説明しています。
なお、『ゆうゆうゆう』は、NTTが、障害者の雇用促進を目的に設立した「NTTクラルティ株式会社」によって運営されています。
情報を上手に取りいれて、快適な日々を過ごしたいですね。
※参考資料:
『ゆうゆうゆう』
http://www.u-x3.jp/
ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。