障害にあわせたリフォームを!『サニープレイス』
障害にあわせたリフォームを!『サニープレイス』
ひとくちに、身体障害といっても、頸髄損傷、脳性マヒ、関節リウマチ、髄小脳変性症、切断・・・、というように、疾患や症状により、障害の状況や身体の機能が異なります。
また、同じ疾患名がついていても、ひとりひとりができる動作・できない動作が違います。
今まで受けてこられた機能訓練(リハビリ)の内容によっても、獲得されている動作が違います。
体のサイズも違いますし、シャワーで済ませたい人や浴槽に入りたい人といった風に、ひとりひとりの生活習慣が異なるのは当たり前です。
『サニープレイス』には、マニュアル的・画一的な設計はしません。
その方の生活動作にあわせたオーダーメイドの設計でこそ、生活をずっと支えてくれる住環境が実現すると考えているからです。
オーダーメイドの住まいを実現するためのひとつの手段として、『サニープレイス』ではシミュレーションを行っています。
家というものは、工事が完了した後で初めて使い勝手が分かり、通常は、事前に見たり、触れたりすることはできません。
もちろん、結果的にうまくいけば何の問題もないでしょうが、しかし、そうでなかったらどうでしょうか・・・。
「家は三度建ててみなければ・・・」と言われていますが、健常者であれば、「失敗だったかな・・・」で済む場合もあるでしょう。
しかし、障害をお持ちの方の場合は、障害の状況にあわない場合など、それで済まないことも十分ありえます。
ちょっとした設計ミスが、ちょっとした施工ミスが、生活そのものに大きな影響を与えてしまいかねません。
そうならないために、『サニープレイス』では工夫していることがあります。
それが、シミュレーションです。
工事が終わってからではなく、設計段階で実際に見て、実際に触れて、実際に動いてみて、使い勝手をチェックできる唯一の方法です。
バリアフリー住宅に関するマニュアル本は巷にたくさんありますので、こういった本を住まいづくりの参考資料として見ることは良いでしょう。
しかし、マニュアルだけを頼りに設計をしても、本当に暮らしやすい住まいが実現するとは限りません。
それは、同じ障害であったとしても、ひとりひとりの動作・体のサイズ・生活習慣が違うからです。
生活動作に合わせた最適なサイズで設計しておかないと、後々、暮らしにくい家になってしまいます。
マニュアルは参考にはなりますが、常に最適解ではありませんと、『サニープレイス』の経験上、言い切れます。
ベストな設計寸法は、ご使用になる方の固有の動作を分析して決定すべきだと考えています。
そのために、私たちはトイレやお風呂などの実寸大モデルを使ってシミュレーションしています。
その方にとっての暮らしやすさを実現する空間をつくるための答えを発見するプロセスです。
リフォームをお考えの方は、よりよい住まいを作るために、また、快適な毎日を過ごすために、一度、『サニープレイス』のシミュレーションをご覧になってみてはいかがでしょうか。
※参考資料:
『サニープレイス』
http://www.sunny-p.com/
ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。