確かな技術力でサポート『株式会社 幸和義肢研究所』
確かな技術力でサポート『株式会社 幸和義肢研究所』
義肢は、病気や事故等で足や手を失った方が使用する義手や義足のことをいいます。
人によって身体の形は異なりますし、ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)も違います。
材料や製作方法に日々頭を悩まし、ユーザーの方々がADLで使用しやすい義肢をとなるよう工夫を重ねているのが、『株式会社 幸和義肢研究所』です。
『株式会社 幸和義肢研究所』は、昭和58年の創業以来、高齢者・障害者の生活品質向上のために、義肢装具(義足,義手)・車いす(車椅子)・補聴器等福祉用品・介護用品などの研究開発・製作に取り組んでいるトータルサポート企業です。
義足や義手をはじめとする各種福祉・介護用品は、お使いになる人にとっては、まさに身体の一部であり、手足の長さ、身長などは一人ひとり違いますし、また、身体の成長によっても必要な義肢装具は変わってきます。
義肢装具を作るということは、その人の身体を作ることとなり、このため『株式会社 幸和義肢研究所』では、お一人ひとりオーダーメイドで対応しています。
また、既製品をお使いになる場合でも、その人に応じた調整・カスタマイズを行い、少しでも違和感のないように、少しでも楽になれるように、工夫を続けています。
『株式会社 幸和義肢研究所』では、世界で唯一の機能を持つ義足を提供しています。
大腿切断者の膝の役割を果たすコンピュータを内臓した、義足用膝継手です。
装着された方が、どれくらいのスピードで歩こうとしているかを常にモニタリングし、油圧をコントロールしているため、膝折れの心配のない自然な歩行を行うことができます。
現在日本では、およそ65人の方々C-Legを使用しているのですが、C-Legを扱うことができるのは特別なライセンスを取得した義肢装具士だけで、特別な許可を取ることが求められています。
『株式会社幸和義肢研究所』では、このC-Legのライセンスを取得した義肢装具士の方が存在し、技術力と高度な知識を礎としてさまざまサポートを行っています。
その他、時を追うごとに学習を繰り返し、常に制御を最適化していく義足継手、リオ・ニーがあります。
リオ・ニーは、膝の位置と足への荷重を毎秒1000回の速度で感知し続け、歩き方を分析し一歩一歩の抵抗量を最適にするための制御を続けます。
また、バルブから空気を抜いて断端に均等な圧力がかかることでソケットが快適に吸着されるハーモニーシステムがあります。
ハーモニーシステムは、血流のバランスを整えるため、浮腫の予防に効果があります。
その他、各種膝継手といい、股義足・大腿義足で「膝の機能を代替」するために使われる継手があります。
立脚時には、膝継手を安定させつつ、膝折れ時には転倒を防ぐための機能を持たせてあるので、遊脚相ではスムーズな下腿部の振りができるようにする機能がそなわっています。
関わったすべての方々の生活の質の向上のために、ひとりひとりにあった製品づくりや情報提供を心がけていらっしゃる『株式会社 幸和義肢研究所』。
世界で活躍されるアスリートの活躍や、日々の豊かな暮らしをささえる義肢をテレビや新聞でみることも増えてきました。
こうした方々の明日の幸せをサポートする、『株式会社 幸和義肢研究所』の確かな技術力とホスピタリティの精神にこれからも注目していきたいですね。
※参考資料:
『株式会社 幸和義肢研究所』
http://www.kowagishi.com/product/gisoku.html
ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。