ぴったり合う靴を選ぼう!『靴のサイズの合わせ方』
ぴったり合う靴を選ぼう!『靴のサイズの合わせ方』
家の中に一日中いると、身体のふしぶしが痛くなってくることがあります。
人間の身体は、骨格と骨格をつなげる筋肉、骨格に覆われた内臓などが、絶妙なバランスを取りながら形作られています。
いつも同じ姿勢をとっていたり、じっと動かないままでいると、どこかに不具合が生まれ、またその不具合をカバーするために、別の筋肉が動くことで徐々にバランスが崩れ、具合が悪くなるといわれています。
障害をお持ちで自分では動くことが厳しい方も、ベッドの上で介助の方のサポートを受けながら、適度な間隔で身体の向きを変えることはとても大切です。
また、車いすを利用して外出することも、いつもとは違う形で身体を動かすことができるので、とても大切な時間だといえるでしょう。
ご自身で歩くことができる方は、自分にあった靴を選ぶことを気をつけましょう。
靴が自分に合っていないと、足にマメができやすくなったり、靴ずれができたりして、快適に歩行を続けることが厳しくなります。
国内のほとんどの靴には、日本JIS規格に基づいたサイズ表示(足長、足囲等)が表示してあります。
しかし、足入れ感は同じサイズ表示でも、靴のデザイン、製法、素材によって少しずつ違います。
靴を購入する際に、お店で試し履きをする場合には、さまざまな注意点があります。
(1)かかとのカーブが、靴のカーブと一致しているだろうか。
(2)土ふまずが、靴のアーチラインに合っているだろうか。
(3)靴の幅が、合っているだろうか。
(4)足の爪先が、靴の甲部や前部にあたっていないだろうか。(通常であれば、10mm程度の余裕が必要になります)
(5)靴のトップラインに、隙間やくい込みがないだろうか。
靴には、必ず両足を入れるようにしましょう。左右の足には、大きさの違いがあるからです。
片足で立つ、しゃがむ、少し歩くなどの条件を変え、それぞれの場面で問題がないか確認することも必要です。
靴を購入するのに適している時間は、一般的に午後3時くらいが良いとされています。
足に、ある程度の疲労感がある方が、フィッティングの善し悪しに敏感に反応するからだといわれています。
靴の素材よって、サイズの確認方法も若干異なってきます。
革素材であれは、多少のびるため、履き込むことによって足なりに馴染んできます。
人によって、足への馴染み方も違うので、お店の方に相談しながらも、自分の普段の歩き方や使い方を考えながら、自分にあった靴を選ぶようにしましょう。
※参考資料:
靴のことなら『ムーンスター』
http://www.moonstar.co.jp/whatshoes/select/point.html
ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。