しっかり分別しよう!『分別したゴミはどうなるの?』
しっかり分別しよう!『分別したゴミはどうなるの?』
毎日家庭や職場、学校、公共施設などからでるゴミは、分別してから捨てています。燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミの分別はもちろんですが、それ以外にも自治体ごとの環境によって分別し、回収し、さまざまな形で処理・リサイクルされています。日本は世界でもゴミの分別を徹底している国として認識されています。住んでいるマンションごとに、ゴミの分別の決まりがあるなど、丁寧な仕分けが行われています。
ですが、ゴミを仕分けてはいるけれど、仕分けをしたゴミがその後どのように処理されていくのか、ゴミの回収後について詳しく知らない方も多いかもしれません。『豊田市環境学習サイト』では、ゴミの処理方法を詳しく解説しています。
お菓子を食べたらお菓子の包み紙が、おもちゃを買えばおもちゃの箱や袋が、壊れてしまうとおもちゃ自体がゴミになってしまいます。ジュースを買えばペットボトルや空き缶がでますし、台所からは野菜の入っていた袋や野菜の切れ端、お肉やお魚のトレイ、料理を食べ残せば残飯になるなど、生活していると必ずゴミがつきもので、その量は昔と比べると多くなっています。ごみの種類や質も変わっているので、今までとは違うゴミ処理施設が必要になったり、埋め立てて処分する場所をさらに確保したりと、ゴミは大きな問題になっています。
豊田市の場合は、下記4種類に分けてゴミを出します。
・「燃やすごみ」
・「埋めるごみ」
・「金属ごみ」
・「プラスチック製容器包装」。
その他に、資源ゴミとして、集められているのが下記です。
・「ガラスびん」
・「飲料缶」
・「ペットボトル」
・「有害ごみ」
・「危険ごみ」
それぞれのゴミは、燃焼したり、埋め立てたりして捨てるほかに、資源ゴミとして、さらに選別されてリサイクルに回されています。ゴミは回収後、細かく分別しないと、古紙や瓶、ペットボトルなどがリサイクル素材として利用できません。だからこそ、使った人がしっかりと洗い、キレイにして一人一人が分別して、リサイクルを担当されてくださる方に手渡す気持ちでゴミを渡す・・・、そんな気持ちでゴミの存在を感じてみてはいかがでしょうか。
<ゴミ処理の流れ>
http://www.eco-toyota.com/gomi/separate/gomi_nagare.html
豊田市にある『渡刈クリーンセンター』では、ゴミを燃やした時に出る熱で蒸気を作って発電をしたり、『老人福祉センター豊寿園』のお風呂のお湯を沸かす熱として利用しています。また、そこで燃え残った灰や炭は、高温で溶かして「スラグ」というガラス状のものにして、道路やコンクリートの材料に利用しています。ゴミを燃やす場合は、いやなにおいや、有害なガス、汚れた水などがでてしまいますが、それらは施設の中で処理して、外に出ないようにするなど、さまざまな工夫を行っています。
人が暮らしていくためには、どうしてもゴミが出てしまいます。しかし、少しでも少なくし、また、出すときには次の人に手渡す気持ちで、貴重な資源を守っていきたいですね。
※参考資料:
『豊田市環境学習サイト』
http://www.eco-toyota.com/gomi/separate/naruhodo.html
ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。
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