後世に伝えるために!『伝統的工芸品指定制度』

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後世に伝えるために!『伝統的工芸品指定制度』

 

 近年、海外から日本へ旅行される方々が増えてきています。首都東京はもちろんですが、京都や大阪、福岡といった都市以外でも、北海道や金沢など、多くの都市で観光を楽しまれている方々をみかけます。ご家族やご友人などと一緒に、地図やスマートフォンをみながら、日本の街々を旅行されている姿を見ると、実際に住んでいる私たちも「日本の良さとはどんなことだろう?」「海外の友人を観光で連れて行くなら、どんなところだろう?」と、ふと考えることもあるのではないでしょうか。海外の世界地図では、世界のはじっこにある小さい国、日本。独特の文化を海外の方に楽しんでいただけるように、また、自国の文化を守っていくために、国や自治体ではさまざまな取り組みを行っています。

 

 その中のひとつが、『伝統工芸品指定制度』です。現在、『伝統的工芸品』は219品目、うち東京都は14品目、千葉県は6品目となります。

 

 例えば、新しいところでいうと、平成26年11月26日に、千葉県の『江戸硝子』が『伝統工芸品』に指定されました。『江戸硝子』とは、明治初めに東京・品川の官営工場(品川硝子製造所)において導入された西洋式硝子製造技術により、東京を中心に産業として発展した工芸品のことをいいます。

 

主な製法は、下記の3種があります。

(1)「宙吹き」:吹き竿で自由に成形

(2)「型吹き」:金型に吹き込んで成形

(3)「押し型」:型で挟みプレス成形.

 

Photo by imgdive

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 そもそも『伝統工芸品』とは、伝統的工芸品産業の振興によって、国民生活に豊かさと潤いを与えるとともに、伝統的技術・技法の伝承や地域の経済発展・雇用の創出に寄与することを目的とした法律のことをいいます。この法律に基づいて指定する伝統的工芸品は、法律に基づく各種振興施策の対象となり、さまざまな形で保護されたり、日本や世界で開催される見本市などに、国のお墨付きを得て出品する権利を得ます。それにより、後世まで国の工芸品として守られ、サポートされながら受け継がれていきます。

 

『伝統工芸品』として認められるには、5つの要件を満たしていることが必要です。

1.日用品であること

2.手工業的であること

3.伝統的な(100年以上)技術・技法であること

4.伝統的に使用された原材料であること

5.一定の地域で産地形成がなされていること

 

 生活の中に密着しつつも、確実な技術が100年以上も続いているアイテムであることを意識しながら、身の回りにある『伝統工芸品』を大切にし、また、海外からいらした方々に日本を知っていただくためにも、ご紹介していける機会がさらに増えていくといいですね。

 

※参考資料:

『経済産業省』
http://www.meti.go.jp/press/2014/11/20141126002/20141126002.html

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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