ITで強力サポート!『アクセシビリティホーム』
ITで強力サポート!『アクセシビリティホーム』
パソコンやスマートフォンなど、IT技術の進化が私たちに与えてくれる利便性には、計り知れないものがあります。新商品が発表されるごとに、どんどんできることが増えていき、また、今まで困難だったものごとが、とても楽にできるようになっていきます。

Photo by JeepersMedia
しかし、それには、ITシステムをある程度理解し、ボタンや画面を自由に触れることが必要になってきます。IT企業であるマイクロソフト社では、障害をお持ちの方にも、IT技術を使って、日々の暮らしを豊かなものにしてもらうために、さまざまな取り組みを行っています。そのひとつが、マイクロソフト社のホームページにある、『アクセシビリティホーム』です。
障害をお持ちの方やシニアの方を含めたすべての方が、テクノロジーを使って、自己の可能性を最大限に引き出せるように、支援を行っているサイト『アクセシビリティホーム』
『アクセシビリティホーム』では、下記のような情報を紹介しています。
- 障害をお持ちの方の就労、雇用について
- 学習に困難のあるお子さまのための、PCやタブレットの活用について
- 障害をお持ちの方もお使いになれる、Windowsパソコンについて
- PowerPointを使った、教材づくりについて
例えば、「障害をお持ちの方もお使いになれる、Windowsパソコンについて」の項目では、Windowsパソコンには、標準機能として、小さい文字を見ることが難しい人のために、画面の文字を拡大したり、マウスを使うことが難しい人のために、キーボードのテンキーでマウスのカーソルを動かす機能などが組み込まれていることなどを紹介しています。
さらに、重度の障害をお持ちの方に対応して、Windowsパソコンで使える機器やソフトウェアも多数用意されています。パソコンを使ううえで、どのような障害をお持ちであるかに合わせて、どのような支援する製品や技術があるかを「困難別ガイド」でご紹介しています。
- 困難別ガイド
障害をお持ちの方が、マイクロソフト製品を使いやすくする機能や、使えるようにする機能 (アクセシビリティ機能) についても「製品情報」で紹介しています。マイクロソフト製品やパートナー企業の製品の活用事例なども「ケーススタディ」で紹介しています。
- 製品情報
https://www.microsoft.com/ja-jp/enable/products/default.aspx
- ケーススタディ
https://www.microsoft.com/ja-jp/enable/casestudy/default.aspx
また、特別支援教育でのPowerPoint教材の作り方も紹介されています。『アクセシビリティホーム』のホームページでは、プレゼンテーションソフトであるPowerPointを、特別支援教育での教材に活用した例を紹介しています。
- 特別支援教育でのPowerPoint教材の作り方
実際にお使いいただけるサンプルスライドや、その作成方法、活用方法なども紹介されているので、是非、参考にされてみてはいかがでしょうか。これらのコンテンツは、東京大学の近藤武夫先生、中邑賢龍先生 (先端科学技術研究センター) と共同開発されたものです。
IT企業と教育研究者との共同作業で開発されたこうした技術が、お子さまや障害をお持ちの方々のより良いサポートとなり、そこで生まれたさまざまな経験が、人生を豊かにしていく手助けとなることを願っています。
※参考資料:
『マイクロソフト アクセシビリティホーム』
https://www.microsoft.com/ja-jp/enable
ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。
あわせてどうぞ:
- None Found