一緒になって挑戦する!『伴走者』
一緒になって挑戦する!『伴走者』
『パラリンピック』はもちろん、さまざまな障害者の競技の際、『伴走者』としてサポートされる方がいらっしゃいます。
『伴走』とは、走者のそばについて一緒に走ることをいいます。特に、『盲人マラソン』では、『伴走者』は障害者ランナーと一緒に走り、視覚障害のある方の目となって、方向を伝えたり、障害物を避けたりする役割があります。
各地で開催されている盲人マラソンでは、一般ランナーの方に対し、『伴走者』を随時募集しています。全国各地で練習会も実施されておりますので、皆様もぜひ、『伴走者』をやってみてはいかがでしょうか。
初めて『伴走』をする方は、視覚障害者ランナーに何を伝えたら良いのか、何をしてあげたら良いかがわからないかと思います。
まずは、視覚障害の状況を想定し、疑似体験されてみることをおすすめします。その時、ご自分で感じられた不安や疑問を、今度は『伴走者』となって取り除いてあげる、それが最もに分かりやすい役目かもしれません。
なお、競技会などではT11(B1)、T12(B2)、T13(B3)(又は伴走者要・不要)に分かれて競技をします。
- 障害者マラソン競技会での『伴走者』の3つのクラス分け
・T11(B1) 『伴走者』が必須
・T12(B2) 『伴走者』と走るか単独で走るか選択できる
・T13(B3) 単独で走る
- 『認定特定非営利活動法人 日本ブラインドマラソン』
『国際パラリンピック委員会』(International Paralympic Committee、略称:IPC)によって定められているクラス分けです。国際的な大会では、『伴走者』が守るべき規定も定められていますので、詳細などは、事前に『盲人マラソン』などのホームページで調べておきましょう。
- 『盲人マラソン クラス分け』
スポーツで身体を動かすのは、本当に気持ちがいいですよね。それを、多くの方とともに、お互いにサポートをしながら楽しむことは、さらにスポーツの未来をひろげます。『伴走者』について注目し、誰もがスポーツを楽しめる社会にしていけるといいですね!
※参考資料:
『認定特定非営利活動法人 日本ブラインドマラソン』
『盲人マラソン クラス分け』
http://jbma.or.jp/blind/#classpage
ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般の編集・執筆、プランニング、商品企画などを行う(株式会社ノーマ・プランニング)
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