1日1問福祉力UP! 第1回「障害の理解」
全国福祉力検定協会では「福祉力向上キャンペーン」として、生活に役立つ福祉力検定2級と3級の過去問を厳選して出題いたします。ぜひ挑戦してみてください。
今日の1問(福祉力検定3級「障害の理解」より)
次の事例を読み、後の設問に答えなさい。
朝の通勤ラッシュ時に駅のホームで到着電車を待っていたAは、すぐ隣の視覚障害者誘導用ブロックの上に、白杖を持って立っている男性Bを見つけ、支援しようとした。電車に乗車しようとしている視覚障害のある人への支援として、誤っているものを1つ選びなさい。
【選択肢】
- ドアが開く前に戸袋側に立ち、ホームに対してまっすぐに近づき、ホームの縁にできるだけ近づいて並ぶように誘導してから、いったん立ち止まらせる。
- 「乗りますか?肘の上を持ってください」と声をかける。
- 視覚障害者を先に乗り込ませ、後から誘導者が続く。
- 視覚障害者の手を入り口の手すりに誘導する。
正解と解説はこのページの一番下にあります。
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【解説】
- 正しい。
電車の乗降の際は、ホームと電車の間にすき間があるため、この点に充分注意しなければならない。 - 正しい。
視覚障害者は腕を曲げることにより、自然に半歩後ろになり安心して歩ける。 - 誤っている。
先に誘導者が乗り込んで後から視覚障害者が続くようにする。誘導者は白杖を持ったり、視覚障害者を後ろから押したりしてはいけない。視覚障害者は、誘導者の後方を歩くことで安心する。ただし、半歩後ろにいる視覚障害者は、電車とホームの間に足を落としやすくなるので注意が必要である。 - 正しい。
その際にホームの縁を確認してもらってから乗り込むようにする。
【正答番号】 3
いかがでした?次回は「コミュニケーション力」からの出題です。