1日1問福祉力UP! 第27回「高齢者の理解」-バリアフリー・ユニバーサルデザイン
全国福祉力検定協会では「福祉力向上キャンペーン」として、生活に役立つ福祉力検定2級と3級の過去問を厳選して出題いたします。
第27回は福祉力検定2級「高齢者の理解」からバリアフリー・ユニバーサルデザインに関する知識問題です。行政指導の元、バリアフリー化が進み公共施設などではスロープや多目的トイレの設置が当たり前となり、さらにユニバーサルデザインという概念の浸透により様々なものにバリアフリーデザインが組み込まれるようになりました。そして今、この記事を読んでいただいてる皆さんが福祉の心と福祉の知識を合わせた福祉力を身に付け、誰にとっても気持ちのいいより良い生活空間が築かれていきます。
今日の1問(福祉力検定2級「高齢者の理解」より)
公共建築物や交通機関のバリアフリー化の法規に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
【選択肢】
- 1994(平成6)年に「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」(ハートビル法)が制定された。
- 2000(平成12)年に「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」(交通バリアフリー法)が制定された。
- 2005(平成17)年の「ユニバーサルデザイン政策大綱」により、誰もが利用できる公共空間の構築へと方向性が示された。
- 2006(平成18)年に「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー新法)が、バリアフリー化の法規3番目の柱として制定された。
正解と解説はこのページの一番下にあります。
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【解説】
- 正しい。
- 正しい
- 正しい。
- 誤っている。
「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー新法)は、「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」と「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」を統合・拡充して、より総合的・一体的な公共空間におけるバリアフリー実現のために制定された。
【正答番号】 4
【引用】
社会福祉士養成講座編集委員会編『新・社会福祉士養成講座13:高齢者に対する支援と介護保険制度』(第3版)中央法規出版,2012年.p.115