デンマークの暮らしと「ヒュッゲ」(1)

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デンマークの暮らしと「ヒュッゲ」


数年前から国際的に大きな注目を浴びるようになった言葉「ヒュッゲ」。
デンマーク語は、デンマーク本土の他、グリーンランドとフェロー諸島という二つに自治地域を含めても600万人に足らない人々が使っている言語ですが、その中でも群を抜いて国際的に認識されている言葉は「ヒュッゲ」なのではないでしょうか。
デンマークは、国連の諮問機関が毎年発行している「世界幸福度報告書」で発表される世界幸福度ランキングのトップ3常連国という背景から「世界一幸せな国」としてそのあり方が注目されています。
ジェンダー平等やライフワークバランスなどと並んで注目されているのが、デンマーク人が頻繁に使う概念「ヒュッゲ」です。

「ヒュッゲ」は、心地よい、心が和むひとときに感じる気持ちを表現する言葉だと言われています。
心がプラス方向に揺すぶられる時に使うという補足をすべきかもしれません。
世界的なベストセラーとなったマイク・ヴァイキング著『ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方』には、山小屋で友人と過ごしている静かなひとときは「ヒュッゲ」だけど、外で嵐が吹き荒れているとさらに「ヒュッゲ」だという、なかなか奥の深い例が紹介されています。

私は30年近く前に、デンマークの美しい夏に4週間ほどデンマーク人の家庭に滞在する機会に恵まれたことがきっかけで、デンマークの「ヒュッゲ」と食文化に興味を抱くようになりました。もう少し知りたいという気持ちが重なり、デンマークで暮らすようになって25年以上の月日が経ちます。その間、日々の暮らしの中で、いろいろな「ヒュッゲ」を経験しました。これから毎月、私が理解している「ヒュッゲ」とはどんなものなのか、どこでどのようにして手に入れるのか、コペンハーゲンでの暮らしを通じたヒントを提案していきたいと思います。

 

ライター:くらもとさちこ
広島県出身。広島女子大学卒業。コペンハーゲン在住。デンマークの「ヒュッゲ」と食文化に興味を抱いて30年近く、デンマークでの暮らしを実践。デンマークの高等教育機関で健康と栄養を専攻後、地元で丁寧に育てられた旬の野菜を主役にした身体に優しい料理を提唱している。菜食を伝統とするシュタイナー教育機関での献立指導とレシピ開発にも力を注ぐ。デンマークの文化を日本に紹介するつなぎ役として活躍する側面を持ち合わせる。今年4月に誠文堂新光社から出版される「北欧料理大全」で翻訳と編集を担当している。

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